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【簿記2級】『教材選び〜勉強のスケジュールまで』学習マニュアルを解説!

  • 転職活動のために簿記2級を取得したい
  • キャリアアップのために簿記2級を取得したい
  • 効率良く勉強を進めたい

これから簿記2級の勉強をはじめる方向けに、「簿記2級のスタートダッシュができるような勉強マニュアル」を紹介します。

簿記2級は、問題の難易度も試験範囲も簿記3級とは比較にならないくらい難しいです。

勉強時間も簿記3級合格者で250〜300時間くらい必要だと言われています。

特に、なかなか時間の取れない社会人の場合、効率良く勉強していかないといつまで経っても簿記2級の試験を受けられる状態にまで持っていくことができません。

効率良く簿記2級の学習を進めるには、最初にある程度の学習計画を考える必要があります。

キノ

自分が簿記2級を勉強していた時の反省点からフローを作りました!

効率良く簿記2級を取得するには、下記の7ステップ通りに学習を進めていくと良いです。

7ステップ
  1. 目標を決める
  2. 簿記2級に受かった次の行動を決める
  3. 試験に申し込みをする
  4. 簿記2級の試験の特性を知る
  5. 独学or通信講座を決める
  6. 効率の良い勉強方法を実施する
  7. 試験対策をする

この記事では、上記の7ステップをわかりやすく解説し、簿記2級学習のスタートダッシュを決められるようにお伝えします。

「転職活動のために簿記2級の勉強する方」「簿記2級を取得してキャリアアップしたい方」「簿記2級の勉強を効率良く進めたい方」は最後までご覧ください。

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ステップ1:目標を決める

簿記2級に効率良く合格するために、目標を立てておく必要があります。

このステップで考えるのは下記の3つです。

2つのポイント
  1. 【目的の明確化】締切りを設定する
  2. 【目標を立てる】いつまでに合格するか考える
  3. 【スケジュール】ゴールから逆算する

詳しくは、下記の記事は簿記3級初学者の方向けに書いた記事ですが、これから簿記2級を勉強する方にも参考になると思います!

【目的の明確化】締切りを設定する

簿記2級の勉強を効率化するには集中力を上げる必要があります。

自分が日々勉強をしている中で強く感じていることですが、集中力を上げるには、「締切」を設定することが重要です。

人は、「締切り」がないとなかなかやる気になれません。

 

「まだ、試験までに時間あるし余裕でしょ!」

 

このような考えになってしまい、なかなか勉強にも集中できません。

勉強に集中できないと、勉強した内容も頭の中に入ってこないものです。

キノ

期間が長すぎると、ついだらけてしまうので、クリアできるかできないかギリギリの期間を設定しましょう。

また、試験日を締切として設定することも重要ですが、日々の勉強の中でも締切りを設定するのは有効です。

例えば、10分以内に仕訳を8問解けなければ「腕立て連続で40回やる」などの罰ゲームを作るのも有効です。

締切りを駆使して、ゲーム性を持たせれば楽しく勉強をすることができるでしょう。

【目標を立てる】いつまでに合格するか考える

いつまでに簿記2級に合格するのかを考えましょう。

例えば、「3ヶ月で簿記2級に合格する」などです。

このステップでは、日時まで明確にする必要はありません。

仕事のスケジュールなどを加味して、カレンダーを見ながら考えてみてください。

【スケジュール】ゴールから逆算する

いつまでに簿記2級に合格するのかを決めたら、スケジュールを立てましょう。

勉強のスケジュールに関しては、下記の記事で解説しています。

簿記2級に関しては、過去問(予想問題集)の練習に1ヶ月は取った方が良いので、1ヶ月前までにはテキスト含め個別の問題集も終わらせるようにしましょう。

ステップ2:簿記2級に受かった次の行動を決める

少し気持ちが早いかもしれませんが、簿記2級に受かった後の行動も決めておきましょう。

例えば、簿記2級の上位資格である簿記1級を目指すなどです。

もし、簿記1級にチャレンジすることを考えている場合は、簿記2級の段階から通信講座の利用を強くおすすめします。

個人的な感覚ですが、簿記1級は簿記2級の10倍以上難しいです。

簿記1級の勉強を始める前に、簿記2級の内容の90%は理解しておく必要があると感じています。

なので、あやふやな理解になってしまうリスクのある独学よりも、簿記2級の段階から通信講座を利用してしっかりと勉強しておくと良いです。

キノ

自分が独学で簿記2級に合格して簿記1級の勉強についていけなかった体験談の話です。

ステップ3:簿記2級試験に申し込みをする

ステップ3では、簿記2級の試験に申し込みをしましょう。

最近ではネット試験が始まり、会場が空いていればいつでも受けられるようになりました。

簿記3級試験でも活用した方も多いと思いますが、簿記2級の試験はネット試験を受講しましょう。

ステップ4:簿記2級はどのような試験なのか?特性を知る!

勉強をはじめるにあたり、簿記2級の試験がどのような試験なのか特徴を押さえておきましょう。

キノ

敵を知り己を知れば百戦危うからずというやつです!

簿記3級は、70点以上獲得で必ず合格できる試験です。

問題構成は、下記の通りです。

簿記2級の問題構成
  • 第1問:仕訳(20点)
  • 第2問:個別論点(連結会計など)(20点)
  • 第3問:総合問題(財務諸表や精算表など)(20点)
  • 第4問:工業簿記①(総合原価計算など)(28点)
  • 第5問:工業簿記②(CVP分析など)(12点)

簿記2級に効率良く合格するには、「仕訳で20点、工業簿記で40点を目指す」ことです。

工業簿記は、簿記2級からスタートする新しい論点なので試験でもそこまで難しい問題は出ません

キノ

テキストの基礎問題を少し難しくした程度です。

商業簿記に関しては、簿記3級から勉強している論点も多く含まれるため難易度が高いです。

特に、「税効果会計」「本支店会計」「連結会計」など、かなり難易度の高い論点も主題されます。

なので、仕訳と工業簿記で60点を取り、残りの総合問題や個別論点で部分点を拾い全体で70点以上取る!

というのが一般的な戦略です。

ここまでで簿記2級試験の特性について解説をしました。

簿記2級を独学した経験から難易度について解説しているので、こちらもご覧ください。

ステップ5:簿記2級は独学と通信講座どっちがおすすめ?

簿記2級を勉強するにあたり「独学」にするのか「通信講座」を利用するのかを選択します。

個人的な意見ですが、「簿記2級を効率良く短時間で合格する」には通信講座の活用がおすすめです。

独学と通信講座を利用した場合の勉強時間の比較を載せておきます。

簿記3級合格者の勉強時間
  • 独学の場合:250〜350時間
  • 通信講座を利用した場合:150〜250時間

キノ

個人差があると思いますが、自分の場合は独学で、大体250〜280時間くらいだったように思います。(時間を計測していなかったので感覚の時間です。)

時間をお金で買うことはできませんが、通信講座を活用すれば勉強時間を短縮できる可能性があります。

最近の通信講座はネット環境の普及で料金もそこまで高額ではありません。

下記の記事で、おすすめの通信講座を5つご紹介していますので参考にしてみてください。

 

「絶対に独学で合格するんだ!」

 

という方向けに、自分が簿記2級に独学していた際に使用していた教材をまとめましたので、参考にしてみてください。

ステップ6:効率の良い勉強方法で学習を進める

ステップ5までで、簿記2級の勉強をする準備が整いました。

キノ

この章からは、実際に簿記2級の学習を行なっていきます。

効率の良い学習方法は、独学か通信講座のどちらを選択したのかで異なります。

簿記2級の独学での効率的な勉強方法は、下記の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてくださいね。

通信講座を利用する場合は、通信講座で示されているカリキュラムをどんどん進めていきましょう。

ポイントは、「疑わないこと」です。

通信講座のカリキュラムを信じて、ひたすらに突き進みましょう!

 

「他の問題集もやった方がいいんじゃないか?」

「他のテキストも読んだ方がいいんじゃないか?」

 

キノ

簿記勉強は、このような邪念に囚われやすくなります。

通信講座は、ベテラン講師が効率良く簿記2級を取得できるようにカリキュラムを組んでいます。

なので、受講者側はベテラン講師が用意しているカリキュラム通りに勉強を進めていくのが一番効率的です。

通信講座の内容を一通りこなしたら、答練や予想問題をひたすら解いて、間違えた箇所をテキストを使って復習していきましょう。

ステップ7:試験対策をする

簿記2級の学習が進んできたら、試験対策を実施しましょう。

下記のように進めてみてください。

キノ

下記の手順は、テキストを1周以上勉強した方、通信講座でカリキュラムを一通り終わらせた方を対象としています。
手順
  • 工業簿記を9割の36点以上取れるように練習する
  • 仕訳問題で満点が取れるように練習する
  • 総合問題で比較的簡単に得点できる論点を練習する
  • 連結会計と株主資本等変動計算書を練習する
  • 予想問題を繰り返し解く

総合問題で比較的簡単に得点できる論点は下記の通りです。

得点しやすいリスト
  • 現金関連
  • 固定資産(減価償却など)
  • 有価証券
  • 貸倒引当金
  • 経過勘定
  • 法人税等

簿記2級の試験に重要な論点を確実に回答できるようにしていき、余裕が出てきたら本支店会計などの「出題傾向が低いけど、出題されらた大きく得点を落とすリスクのある問題」の練習をしていきましょう。

有価証券や外貨建て、固定資産の減価償却など、かなり高い確率で出題される論点を先にマスターしておけば、比較的余裕を持って試験に臨めるでしょう。

キノ

自分は試験1週間前になって、連結会計の練習を始めてかなり焦ったことがあります。たまたま、出題されなかったので受かりましたが・・・

まとめ

この記事では、初心者の方向けに簿記2級の目的を考えるところから勉強方法までを解説しました。

簿記2級は独学でも取得できますが、試験範囲が広く内容も難しいため、なかなか勉強時間を確保できない社会人には取得難易度が高いと思います。

参考までに、一般的に言われている勉強時間を記載しておきます。

簿記3級合格者の勉強時間
  • 独学の場合:250〜350時間
  • 通信講座を利用した場合:150〜250時間

忙しい社会人だと、なかなかまとまった時間を捻出することができないと思いますので、計画的に勉強を進めていきましょう。

「簿記1級の受験を目指している方」「忙しくてなかなか簿記の勉強時間を捻出できない方」「なるべく早い期間で簿記2級を取得したい方」は、通信講座を活用すると良いです。

ベテラン講師がカリキュラムを組んでくれているので、簿記の勉強が効率的になり勉強時間を短縮できます。

簿記2級の試験は、簿記3級と比較するととても難しい試験です。

途中で勉強が嫌になることもあるかもしれませんが、しっかりと対策をしながら勉強を進めていけば、合格できない試験ではありません。

この記事を参考に、簿記2級の勉強を進めてみてくださいね。