- どうやって勉強したらいいの?
- 勉強する教材は何がおすすめ?
- 独学と通信講座どっちがいいの?
これから簿記3級の勉強をはじめる方向けに、「簿記3級のスタートダッシュができるように勉強の手順」を解説していきます。
キノ
ただ、簿記は少し特殊な考え方をする科目なので、簿記初心者の方だと
「どうやって勉強しよう・・・」
と迷ってしまうと思います。
効率良く簿記3級を取得するには、下記のステップに沿って行動していくと良いです。
- 目標を決める
- 簿記3級に受かった次の行動を決める
- 試験に申し込みをする
- 簿記3級の試験の特性を知る
- 独学or通信講座を決める
- 効率の良い勉強方法を実施する
- 試験対策をする
この記事では、上記のステップを順番にわかりやすく解説し、簿記3級学習のスタートダッシュを決められるようにお伝えします。
「簿記3級に興味を持って勉強することを決めた方」「簿記3級の資格を取得したいがどうやって勉強進めたらいいのか迷っている方」は最後までご覧ください。
〜この記事でわかること〜
ステップ1:目標を決める
簿記3級に効率良く合格するためにもしっかりと目標を立てましょう。
このステップで考えるのは下記の3つです。
- 【目的を明確にする】なぜ簿記の資格を取りたい?
- 【目標を立てる】いつまでに資格を取りたい?
- スケジュールを立てる
詳しくは、下記の記事で解説しています。
とはいえ、目標を明確にするということはとても大事なことなので、ここでも少しだけ触れておきます。
なぜ、簿記を学ぶ目的を明確にしておく必要があるのかというと、
「自分が本当に必要としていないことを、いくら時間をかけて勉強しても頭の中に入ってこないから」です。
例えば仕事でも同じことが言えると思いますが、初心者の頃って、「しっかりできなかったらクビになる」「お給料がもらえなくなる」「怒られる」などの理由で、必死になって覚えようとしますよね。
これと同じで、簿記の勉強も「いつまでに取得しないと転職活動で困る」「キャリアアップすればお給料が増える!」などの明確な理由があると覚えが早くなります。
学習を効率良く進めるうえでも、簿記を学ぶ理由を明確にしておきましょう。
簿記を学ぶ目的が明確になったら、スケジュールを立てましょう。
少しでも早く簿記3級の資格を取得できた方が良いと思いますので、勉強期間を2ヶ月くらいで設定して「ネット試験」に申し込みましょう。
ステップ2:簿記3級に受かった次の行動を決める
少し気持ちが早いかもしれませんが、簿記3級に受かった次の行動も決めておきましょう。
キノ
例えば、キャリアアップや転職に活用したい人なら、おそらく簿記2級の取得を目指している方も多いと思います。
簿記2級を受けることを決めている方の場合は、簿記2級試験のことも調べてから簿記3級の学習を進めるようにすると良いです。
例えば、通信講座を利用することを考えている方の場合、スクールによっては簿記3級・2級のセットコースもあり、単品で受講するよりもお得に受けられたりします。
簿記2級を受けるのであれば、試験を70点ギリギリで合格するのではなく、80点以上で合格できるレベルで内容を理解しておく必要があります。
少し先のことを見据えて簿記3級にチャレンジした方が、結果的に効率良く学習を進めることができます。
もしかしたら、
「簿記3級を飛ばして簿記2級にチャレンジしよう!」
って考えている方もいるかもしれませんね。
「簿記3級を飛ばして簿記2級に合格できるのか?」に関しては別の記事でご紹介しているので参考にしてみてください。
ステップ3:簿記3級試験に申し込みをする
ステップ3では、簿記3級の試験に申し込みをしましょう。
最近ではネット試験が始まり、会場が空いていればいつでも受けられるようになりました。
キノ
簿記3級のネット試験は、商工会議所のホームページを検索していただければ申し込むことができます。
商工会議所のホームページに申し込みの手順が記載されているので、アカウントを作成して申し込みをしましょう。
キノ
ステップ4:簿記3級はどのような試験なのか?特性を知る!
勉強をはじめるにあたり、簿記3級の試験がどのような試験なのか特徴を押さえておきましょう。
キノ
簿記3級は、70点以上獲得で必ず合格できる試験です。
問題構成は、下記の通りです。
- 第1問:仕訳(45点)
- 第2問:帳簿記入・勘定記入など(20点)
- 第3問:総合問題(財務諸表や精算表)(35点)
簿記3級に効率良く合格するには、「仕訳を完璧にしておく必要がある」とお分かりいただけると思います。
仕訳を満点取れれば、あとは第2問・第3問で部分点を拾っていき、全体で70点以上取れれば合格です。
「とにかく仕訳を完璧にする!」
ということを頭に入れて、簿記の勉強をスタートすると良いでしょう。
ステップ5:簿記3級は独学と通信講座どっちがおすすめ?
簿記3級を勉強するにあたり「独学」にするのか「通信講座」を利用するのかを選択します。
個人的な意見ですが、「簿記3級だけを取得するのか、簿記2級以上の資格を取得するのか」を基準に、独学と通信講座を決めると良いです。
キノ
また、電卓も簿記3級だけを受験するのか、簿記2級以上を目指すのかで選択肢が異なります。
下記の記事で、簿記3級おすすめの通信講座を5つご紹介していますので、参考にしてください。
簿記3級だけ取得する場合
簿記3級だけを取得する場合は、独学でも十分だと思います。
独学で学習する場合は、テキストなどの教材選びがとても重要になります。
直接書店に出向いて、いくつかテキストを読んでみると良いでしょう。
キノ
簿記2級以上を目指す場合
簿記2級以上を取得することを考えている方は、通信講座を利用しましょう。
簿記2級までは独学でも合格できますが、通信講座を利用する場合と比較して効率が悪くなりがちです。
キノ
それなら、ベテラン講師が作成したカリキュラムに沿って勉強が進められる通信講座の受講がおすすめです。
簿記2級の取得を考えている場合、簿記3級までの知識の80%は完璧に理解しておく必要があると考えます。
簿記3級の理解度が曖昧のままの状態で簿記2級の勉強をスタートすると、勉強についていけなくなります。
なので、簿記3級のうちから通信講座で高い理解度を持った状態で上位資格に臨む方が良いでしょう。
キノ
- ユーキャン:39,000円
- クレアール:16,000円
- スタディング:3,850円
- ネットスクール:11,000円
※ネットスクールは日商簿記3級 統一試験/ネット試験対応標準コースの教材込の料金です。教材抜きの場合は、5,400円
※各社全て標準価格であり、時期によってはキャンペーンがあります。詳しくは公式ホームページを確認してください。
キノ
キャンペーンを行ったりすることもあるので、チャックしてみましょう!
ステップ6:効率の良い勉強方法で学習を進める
ステップ5までで、簿記3級の勉強をする準備が整いました。
キノ
効率の良い学習方法は、独学か通信講座のどちらを選択したのかで異なります。
特に、独学・通信講座のどちらを選択したのかに関係なく、最初に取り組んで欲しいポイントだけご紹介します。
- 借方・貸方
- 勘定科目のホームポジション
- 資産・負債・純資産・費用・収益とは
上記は、簿記の基礎中の基礎であり、この内容が頭に入っていないとテキストを読んでも理解できません。
なので、1秒でも早く上記の内容を覚えるようにしましょう。
キノ
通信講座を利用する場合は、通信講座で示されているカリキュラムをどんどん進めていきましょう。
ポイントは、「疑わないこと」です。
「他の問題集もやった方がいいんじゃないか?」
「他のテキストも読んだ方がいいんじゃないか?」
キノ
通信講座は、ベテラン講師が効率良く簿記3級を取得できるようにカリキュラムを組んでいます。
なので、受講者側はベテラン講師が用意しているカリキュラム通りに勉強を進めていくのが一番効率的です。
通信講座の内容を一通りこなしたら、答練や予想問題をひたすら解いて、間違えた箇所をテキストを使って復習していきましょう。
ステップ7:試験対策をする
簿記3級の学習が進んできたら、試験対策を実施しましょう。
とはいえ、
【基本的には過去問を解く→間違えた箇所の修正をする】
を繰り返していくだけです。
あとは、簿記3級の試験の特徴をもう一度確認してから過去問に取り組むと良いでしょう。
下記の記事で、試験1週間前の勉強方法について書いていますので、参考にしてみてくださいね。
まとめ
この記事では、初心者の方向けに簿記3級の目的を考えるところから勉強方法までを解説しました。
簿記3級は独学でも取得可能なレベルの試験ですが、独特な概念が存在するため、初心者だと苦労すると思います。
なので、簿記3級がどのような試験なのかの概要を押さえた上で、勉強計画を立てることをおすすめします。
社会人が簿記3級の勉強をする際は、独学か通信講座を利用するのかを選択する必要があります。
「簿記3級だけを取得する・お金がない場合」は独学で、「簿記2級以上を目指す」なら通信講座を利用すると良いでしょう。
キノ
予想問題を解きまくって理解できていない箇所を潰していく
この作業を続けていけば、試験本番の予想問題集を解いても、平均して80点以上取れるようになるでしょう。