「簿記3級の試験1週間前ってどんな勉強をすればいいの?」って迷ってしまう方も多いかと思います。
試験前にあまり時間がない、できることも限られていますので焦ってしまいますよね。
そこでこの記事では、簿記3級の試験前に効果的な勉強方法を実体験をもとにご紹介していきます。
この記事を最後まで読んでいただき、簿記3級の試験に一発で合格できるように勉強を進めましょう!
〜この記事でわかること〜
【簿記3級】試験前の勉強は仕訳と過去問を徹底的にやる!
簿記3級の試験前の効果的な勉強方法は、「仕訳の練習を徹底的にやる」「過去問を解いて苦手論点を克服する」の2点です。
仕訳と過去問の練習を徹底的に行う理由をご紹介します。
まずは簿記3級のネット試験の合格点数と出題形式を確認しておきましょう。簿記3級は下記の試験内容で70点以上で合格です。
- 第1問:仕訳
配点:45点 - 第2問:補助簿・勘定記入など
配点:20点 - 第3問:総合問題(財務諸表作成・精算表の作成など)
配点35点
簿記3級試験は、第1問の仕訳問題と第3問の総合問題(財務諸表作成・精算表の作成など)の2つが完璧で80点取れます。
また、総合問題も決算整理仕訳の内容を財務諸表に転記していく作業ですので、完璧に仕訳ができれば高得点を狙うことも可能です。
簿記3級の試験前①スキマ時間で仕訳を徹底的に練習する
この章から簿記3級の試験前の勉強方法を詳しく解説していきます。1つ目は、仕訳を徹底的に練習することです。
先ほどの章でもご紹介しましたが、簿記3級の試験では仕訳問題が45点分出題されます。
なので、仕訳が苦手だと簿記3級の試験に合格するのは極めて難しいと言えます。
そこで、スキマ時間を有効に活用して仕訳の練習をしましょう。
スマホの仕訳アプリを活用すれば、電車の中でも休憩中でも、いつでもどこでも仕訳の練習ができます。
個人的には、パブロフの仕訳アプリがおすすめで、電卓機能が付いているので、アプリ内で全て完結するのが嬉しいポイントです。
キノ
仕訳を練習する時のポイントは、「なぜ、このような仕訳になるのか?」を1つ1つ説明できるように練習すると、理解が深まりますよ。
簿記3級の試験前②過去問を解く
簿記3級の試験前の勉強方法の2つ目は、過去問を解くことです。
1週間毎日欠かさず過去問を解きましょう。時間がなければ、第一問だけやるなどでも結構です。
過去問を解いたら、必ずその日のうちに答え合わせをして、苦手な問題や間違えた問題はノートやマインドマップにメモをしてください。
苦手な場所や間違えた場所は、毎日スキマ時間で確認するようにすると理解が深まりますよ。
時間があまりなければ色々な問題に手を出すのではなく、同じ問題を解い85点以上の点数が取れるようにしましょう。
例えば、試験前日までに6回分の過去問を解く時間があれば、「156・157・158・159・160・161」回と解くのはやめましょう。
「159・160・161」回と、2回ずつ解いて「答え合わせ→検証→解き直す」というプロセスで勉強してください。
キノ
簿記3級の試験前③試験前日の勉強方法
試験前日は、下記のように勉強することをおすすめします。
- 解いたことのない過去問を解く
- 苦手な論点の復習
- 得意な論点の復習
- 仕訳の練習
- ホームポジションの再確認
それぞれ深掘りします。
解いたことのない過去問を解く
試験前日に、今までの勉強がしっかりと身についているのかを確認するために、まだ1回も解いたことのない過去問or予想問題を解いてみましょう。
解いたことのない過去問で80点以上得点できれば、試験本番でも十分合格できる実力がついていると言えます。
逆に、70点以下の場合は本試験でもかなりギリギリの戦いになってしまうでしょう。
70点ギリギリの方は、あなたが苦手としていて試験に頻繁に出題される論点を中心に勉強しておきましょう。
苦手な論点の復習
過去問を解いてきた中で、「苦手だな、間違えたな」という問題を復習しておきましょう。
過去問で出てきた論点ということは、試験本番でも出題される可能性がありますので、試験前日に頭に叩き込みましょう。
得意な論点の復習
得意な論点も復習をしておいた方が良いです。
試験になると緊張して、普段なら解ける問題でも解けなくなってしまうことがあります。
特に、得意だと思っていた問題をど忘れで解けなくなってしまうと、試験中にパニックになってしまいます。
ですので、得意な論点ほど試験前日に復習することが大切です。
仕訳の練習
仕訳は簿記3級の試験の中でも特に重要な項目です。
仕訳が完璧にできれば、ほぼ100点に近い点数が取れるといっても過言ではありません。
ですので、試験前日にしっかりと仕訳の練習をしておきましょう。
ホームポジションの再確認
簿記3級を学習している方の中には、なんとなく暗記したから仕訳の問題を解ける。というような状態の方も多いのではないでしょうか。
仕訳はなんとなく形で覚えているという方は、少し捻られた問題を出されると途端に解けなくなってしまいます。
ですので、試験前日に仕訳のホームポジションや使用する勘定科目が「資産・負債・純資産・費用・収益」のどれに当たるのか復習しておくと良いです。
例えば、「減価償却費の仕訳で、「減価償却費100/減価償却累計額100」「減価償却累計額100/減価償却費100」どっちだっけ?」このようなことも試験中に起こります。
「減価償却費ってついているから費用でホームポジションは借方だな!」「減価償却累計額は評価勘定で資産のマイナス科目だからホームポジションは貸方だな!」って理論立てて仕訳ができるようにしておくと良いでしょう。
キノ
まとめ
この記事では、簿記3級試験前の勉強方法について解説をしました。
簿記3級の試験は、試験範囲が満遍なく出題されるため苦手な論点を作らないことが重要です。
仕訳問題が全体の約5割を占めるので、仕訳の精度を上げる必要があります。
1問につき1分で仕訳ができるように徹底的に練習をしておきましょう。
簿記3級はネット試験が導入されてから、基本的にいつでも受講できる資格になりました。仮に落ちたとしても何度でも挑戦できますので、気を楽にして挑戦してみてくださいね。
キノ