「試験に出る用語がなかなか覚えられない・・・」「暗記が苦手・・・」
この記事では、試験勉強に役立つ暗記のコツをご紹介します。
キノ
先に結論から言うと、エビングハウスの忘却曲線を意識することで。効率よく暗記系の勉強ができます。
エビングハウスの忘却曲線は、復習にかかる時間を示したグラフです。
勉強した内容が、20分後には〇〇%忘れて、1時間後には〇〇%忘れるというデータをグラフにまとめてあります。
気になる方は調べてみてください。
実は、エビングハウスの忘却曲線自体は知っていたものの、あまり重要視してきませんでした。
今回、ITパスポート試験を受験するにあたり、大量の用語を覚えなければならず、何か良い勉強方法はないか探していました。
そんな中で、エビングハウスの忘却曲線を意識して勉強してみたところ、普段よりも勉強した内容が頭の中に残っている感覚があったので、この記事でご紹介したいと思います。
キノ
この記事でご紹介する内容自体は、
「そんなの意識しなくてもみんなやってるよ」
というような内容も多いかもしれませんが、意識して勉強に取り入れることで勉強の効果が上がりやすくなると思うので、ぜひ最後までご覧ください。
〜この記事でわかること〜
暗記系試験のポイント!【短期間で何度も復習すること】
大前提として、暗記をするには短期間で何度も繰り返し勉強する必要があります。
キノ
一回勉強しても、全ての用語を覚えていられるわけではありません。
次の日には多くの用語を忘れてしまっています。
1回や2回の勉強で暗記をするのは難しいので、何回も用語に触れて見慣れていくことから始めましょう。
何度も復習しているうちに、知識として定着していきます。
【勉強の進め方】始めと終わりは復習の時間に使う!
暗記をするには、知識として定着するまで何度も繰り返し復習をする必要があります。
とはいえ、何か効率的な勉強方法はないのか知りたい方も多いと思います。
個人的に勉強してみて、今のところ効率よく復習回数を増やす勉強方法をご紹介します。
それは、
「勉強の始めと終わりに復習する時間を作る」
ことです。
キノ
社会人は忙しいため、エビングハウスの忘却曲線のグラフを守って完璧に勉強するのは難しいです。
なので、勉強の前後に復習の時間を作ることで勉強した内容を忘れないように工夫しましょう。
具体的には下記の通りです。
- 勉強の始め:前日の復習をする
- 勉強終わり:本日の復習をする
復習に時間をかけすぎると、勉強の進み具合が悪くなってしまいますので、それぞれ10分ずつくらい時間を取って復習の時間に当てると良いと思います。
▼勉強始め「前日の復習」
「そういえば、昨日こんなの勉強したな〜」
▼勉強終わりの「本日の復習」
「今日はこんなことを勉強したな〜」
勉強してからそこまで時間も経っていないため、ざっくり目を通すだけで内容を思い出すことができると思います。
思い出せない内容は、しっかりと読みましょう。
「本編→終わりの復習→翌日の復習」
で合計3回の勉強ができるので、通常の勉強よりも知識の定着に役立つはずです。
暗記は段階を踏んで強化されていく
暗記勉強をしていると、一度の勉強で全て覚えたいという欲が出てくると思います。
しかし、よほどの天才ではない限り、1度の勉強で全てを暗記するのは無理です。
「一度勉強したのに覚えられていない・・・」
とショックを受けてしまい、勉強のモチベーションが下がってしまうかもしれません。
暗記をするには、知識として定着するまで何度も繰り返し復習をする必要があります。
記憶を定着させるには、段階を踏んで覚えるという意識を持つと気が楽になります。
例えばこんな感じです。
- フェーズ1:こんなの勉強したっけ?
(勉強していない・完全に忘れている) - フェーズ2:思い出せそうで思い出せない
(用語を忘れかけている) - フェーズ3:あやふやだけどなんとなく意味はわかる
(用語自体はわかるけど意味までは覚えきれていない) - フェーズ4:完璧
みたいな感じです。
前日の勉強の復習で、翌日にテキストを見た際に、
「これなんだっけ?思い出せそうで思い出せない・・・」
の状態であれば、答えを見れば内容を思い出すことができるので、復習する時間が短くて済みます。
「こんなの勉強したっけ?」状態に戻ってしまうと、再度勉強するのに時間がかかりますので、最低でも「思い出せそうで思い出せない」という状態をキープするように復習していきましょう。
最初から100%を目指すのではなく、一度の勉強で20%ずつでも記憶を強化していけば、いずれ100%になります。
なので、焦らずに少しずつ記憶を定着させていきましょう。
キノ
スキマ時間を有効活用する
効率よく暗記勉強をするには、スキマ時間を有効活用しましょう!
電車の中や、お昼休みなど、5〜10分でもざっくりとテキストに目を通すだけでも復習になります。
毎日2回分×10分×7=140分/週の勉強になりますので、暗記の復習としてはかなり有効です!
下記の記事で、紙のテキストと電子テキストのどちらがおすすめなのか解説しているので、参考にしてみてくださいね。
知識を定着するには「思い出す」勉強を取り入れる!
何度も用語に触れて暗記するとお伝えしましたが、インプットだけで暗記するのは難しいです。
インプット勉強をしたら、必ずアウトプットを実施する必要があります。
アウトプットには、
- 勉強した内容を思い出す
- 簡単な2択問題を解く
- 暗記マーカーで勉強する
- 問題集を解く
- 過去問を解く
などの勉強があります。
特に、「勉強した内容を思い出す」は、お風呂に入ってるとき、電車の中で立っているときなど、ほとんど場所を選ばずにできるアウトプット勉強方法なので、ぜひ取り入れてみてください。
人に教える!
人に教えるというのもおすすめの暗記勉強方法です。
特に、人にわかりやすく教えるために資料を用意して、講義形式で説明すると良いです。
実際に誰かに教えなくても良いので、エアー講義をしてみるのもおすすめです。
- 資料を作成する:インプット
- 講義をする:アウトプット
となるため、とても効果的な勉強方法になります。
特に、脳内のエアー講義であれば、頭の中に作成した資料を入れておくだけで、場所を選ばずに勉強することが可能です。
勉強は、アナログよりもデジタル学習がおすすめ!
効率よく暗記勉強をするには、紙媒体の勉強よりもデジタル学習を取り入れた方が効率的です。
例えば、電車の中で勉強をする場合も、スマホ1つあれば勉強できます。
家でしっかりと時間を取って勉強する場合も、デジタル学習の方が消しゴムのカスができない、ノートをキレイに作れるなど、メリットが多いです。
デジタル学習をするには、iPadとスマートフォン、可能であればパソコンがあると便利です。
下記の記事で詳しくまとめているので、参考にしてみてくださいね!
まとめ
この記事では、おすすめの暗記勉強方法をご紹介しました。
最近、ITパスポート試験の勉強を始めたのですが、覚えることが多すぎて・・・
どうやったら効率よく暗記ができるか、色々試してみて効果があると感じた勉強方法をご紹介しました。
記憶は、一定時間経つと忘れてしまうものなので、繰り返し勉強をして記憶を定着させる必要があります。
勉強スタート時に前日の復習を10分くらい実施、勉強を終える前に本日勉強した内容を10分復習しましょう。
そうすれば、合計3回同じ内容を勉強することができるので、記憶に定着しやすくなります。
試してみて効果がありそうな手応えがありましたので、ぜひ試してみてくださいね。