- 早い人だとどれくらいで簿記3級に合格できる?
- 遅い人だとどれくらいで簿記3級に合格できる?
- 簿記3級の適切な勉強時間を知りたい!
「簿記3級は、ネット上では簡単な試験」と言われていますが、実際にはどれくらいの勉強時間が必要なのでしょうか?
もし、あまり時間がかからないのであれば、簿記の資格を取りたいと考えている社会人も多いのではないでしょうか。
結論をお話しすると、簿記3級合格までに掛かるおおよその勉強時間は「2ヶ月(100時間)」程度必要です。
キノ
2ヶ月の勉強が必要と言っても、勉強効率や1日に使える勉強時間により学習期間は異なります。
そこでこの記事では、簿記初学者が2ヶ月で簿記3級に合格する勉強のタイムスケジュールをご紹介します。
人によって勉強スタイルも勉強時間も異なると思いますのが、参考にしていただけたら幸いです。
キノ

〜この記事でわかること〜
簿記3級に合格できるまでの勉強時間はどれくらい?
全く知識のない状態から簿記3級の試験に合格するには、おおよそ100時間ほど勉強の時間が必要とされています。
参考サイト:https://www.u-can.co.jp/%E7%B0%BF%E8%A8%983%E7%B4%9A/column/column03.html#:~:text=%E7%B0%BF%E8%A8%983%E7%B4%9A%E3%81%AE%E5%90%88%E6%A0%BC,%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%92%E7%AB%8B%E3%81%A6%E3%81%BE%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86%E3%80%82
合格率も平均すると36%ほどで、ネット上で言われているほど簡単な試験ではありません。
参考サイト:https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/candidate-data/data_class3
100時間の勉強時間が必要と言ってもピンとこないかもしれません。
次の章から、簿記3級を受験するまでの勉強スケジュールなど具体的に解説します。
簿記3級に2ヶ月で合格するタイムスケジュールとは
この章からは、簿記3級に2ヶ月で合格するためのタイムスケジュールをご紹介します。具体的には下記の通りです。
- 1週間:テキストを読み切る
- 2週間:仕訳アプリで仕訳練習をする
- 3週間〜5週間:個別問題集を解く
- 5週目〜試験前日:過去問で練習をする
キノ
それぞれ下記の章で解説していきます。
簿記3級の勉強を始める前に簿記3級のネット試験の申し込みをしましょう。
ネット試験は基本的にいつでも受けられる試験です。
期限が決まっていないと、ズルズル試験を受ける日が先延ばしになってしまうリスクがあります。
せっかく簿記の勉強をするのですから、簿記3級を目指して勉強をしてみてくださいね。
【簿記3級の勉強時間】1週間:テキストを読み切る
最初の1週間目は、テキストを全て読みましょう。
簿記3級のテキストは、小問題付きのものでおおよそ400ページほどあります。
普段から読書をしていない方だと、400Pある本を読むのに1ヶ月くらいかかってしまうのではないでしょうか?
小説やビジネス書なら読みやすいですが、簿記のテキストのように専門書になると、普通にテキストを読んでいたら1ヶ月以上かかってしまいます。
そこで、1週間でテキストを読み切るという期限を立ててみましょう。
テキストを1週間で読み切るには、1日60ページほど読む必要があります。
キノ
テキスト読みの学習効率が上がる読み方のポイントは下記の2つです。
- テキストについている小問題は必ず解く
- テキストは毎日最初から読み始める
キノ
テキストについている小問題は必ず解く
テキストには、内容を理解できたかテストするための小問題がついていることが多いです。
テキスト読みの学習をする期間中は、必ず小問題を解くようにしましょう。
簿記は暗記系の科目ではなく、数学みたいに手を動かしてナンボな科目です。
小問題を解いて、テキストの理解度がどれくらいなのかをチェックしてください。
テキストは毎日最初から読み始める
テキストを1回読んでも、ほとんど頭の中に内容残りません。
1週間もかけてテキストを読むのですから、少しでも効率的に記憶できるようにしたいですよね。
そこで、テキストを読む際は、必ず目次から読み始めるようにしてください。
このお話をすると、「そんなことしてたら、いつまで経ってもテキストなんて読み終わらないよ・・・」って思われるかもしれません。
そこで、短時間でテキストを読み返すポイントをご紹介します。
それは、「あ、昨日こんなこと勉強したな〜」くらいの軽い感じサクサク読んでいくことです。
おおよその目安は、1ページ5〜10秒くらいです。
このペースだと、「(400P×5秒)÷60秒=33分」でテキストを読み返せる計算になので、そこまで時間を取りません。
キノ
1回通して読んだだけの場合と比較した場合、上記で提案した方法の方が記憶に定着できそうですよね!
【簿記3級の勉強時間】2週間:仕訳アプリで仕訳練習をする
2週間目の勉強は、仕訳アプリで仕訳の練習をしましょう。
仕訳アプリとは、スマホのアプリで仕訳の練習ができる簿記学習には欠かせない便利ツールです。
キノ
簿記3級は仕訳問題だけで45点分出題されるため、試験に合格するには仕訳を徹底的に練習する必要があります。
1週間で徹底的に仕訳の練習をして、1仕訳につき1分で解ける状態を目指しましょう。
仕訳アプリでわからない問題は、テキストを読み返して内容を理解していきましょう。
【簿記3級の勉強時間】3週間〜5週間:個別問題集を解く
3週目〜5週目は、個別問題集で勉強をしましょう。
個別問題集の1周目は、解けない問題が多いと思います。
そこで、効率良く勉強を進めるために下記のような手順で問題を解いてみてください。
- 問題を読み3分ほど考える
- わからなければすぐに解答を読む
- その後もう一度問題を解く
キノ
問題の難易度にもよりますが、1問につき7分前後を目安にサクサクと進めていきましょう。
問題を解くときは、解答用紙に書き込まず頭の中で問題の解き方をイメージしながら勉強をしていきましょう。
問題が解けなかった時のメモは、解説を見た時にわかりやすいように解説用紙に書き込みをしていくと便利です。
問題集は1度解いて終わりにしては勿体無いです。
完璧に解答できるようになるまで何度も問題集を解き直しましょう。
難しい問題や、苦手な問題については紙とペンを使って問題を解く練習をしてみてください。
【簿記3級の勉強時間】5週目〜試験前日:過去問で練習をする
5週目から試験の前日までの期間で過去問を解きましょう。
過去問を勉強し始めた最初の段階では、解けない問題も多いかもしれません。その場合は、過去問の2回分は下記のように勉強してみてください。
- 問題を読む
- 5分ほど考える
- 解答を読む
- もう一度解く
過去問は、85点以上の点数が取れるようになるまで何度も解いてみましょう。
キノ
過去問で85点以上が取れるようになったら、個別問題集についている予想問題を解いてみてください。
予想問題で80点以上が取れるようになれば、試験本番でも70点以上の点数が取れる可能性が高くなります。
試験の前日には、予想問題でも80点以上が取れるような状態に持っていけるように逆算して勉強をしていきましょう。
まとめ
この記事では、簿記3級の勉強時間とタイムスケジュールをご紹介しました。
簿記3級に合格するには、約100時間程度勉強する必要があります。
勉強のモチベーションを保つためにも、ネット試験に申し込みをしてから勉強を始めると良いでしょう。
簿記3級は、1日の時間時間を長くすれば1ヶ月弱でも合格できる試験ではあります。
個人的なおすすめとしては、2ヶ月ほどで合格できるスケジュールで勉強を進めていくと良いでしょう。
- 1週目:テキストを読む
- 2週目:仕訳アプリの練習
- 3〜5週目:個別問題集を勉強する
- 5週目〜試験まで:過去問を解く
簿記3級の合格率は36%ほどで、ネット上で言われているよりも難しい試験です。
今回の記事を参考に勉強をしていただければ、効率よく簿記3級に合格できる力を身につけることができますよ。
キノ
簿記3級・2級のセット講座もおすすめですよ!
