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【全経上級_勉強記録】2024年8月11日_213回の管理会計(旧:原価計算)過去問解いてみた!

 

こんにちは、キノです!

今回は、全経上級213回の管理会計(旧:原価計算)を解いてみた感想を書いていきます!

今回の213回の過去問についての目的は下記の通りです。

目的
  • 問題の練習
  • 時短のための研究
  • 理解度の仕分け

今の状態で、どの論点ができていて、どの論点ができていないのかを把握するために行いました。

そのため、特に時間は意識せず、点数も参考程度に付けています。

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結果と今回の反省点

 

管理会計の点数と時間は下記の通りです。

点数と時間
  • 点数:82点
  • 時間:不明

時間はおそらく40分前後だと思います。

正確には測っていませんでした。

管理会計は結構出来ていたと思います。

キノ

点数はネットスクール出版の「全経簿記上級過去問題集出題傾向と対策24年7月・25年2月試験用」を参考に配点しています。

問題1:セールスミックス

最初セールスミックスを見た際に、

 

「どうやるんだっけ?」

 

と考える時間が長かったので、すぐに思い出せるように練習していかなければならないと思いました。

問1〜3

今回はプロセスAとBがあり、ぱっと見リニアプログラミングの問題?

と思っていたのですが、

製品P製品Q
プロセスA:2h4h
プロセスB3h3h

という条件となっており、プロセスBがどちらも同じ条件なので問3まではプロセスBは考えなくても解けてしまいます。

製品Pの貢献利益が2100円、製品Qの貢献利益が3000円なので、ぱっと見製品Qを全力製造するのかな?

と勘違いしがちですが、貢献利益を製造時間で割ると、

  • 製品Pの1hあたり貢献利益:1050円
  • 製品Qの1hあたり貢献利益:750円

のように計算できたので、製品Pに全振りで、残りを製品Qに振り分けると計算できました。

問3も条件が異なりますが、基本は同じように解けました。

問4

問4は、46万のリースを2台導入して、プロセスAの機械作業時間を10,000時間増やした場合のセールスミックスを答える問題でした。

この問題のミソは、プロセスAの作業時間が増えたことにより、プロセスAの時間的制限が解除されたことです。

遊戯王で例えると、今までデッキに1枚しか入れられなかったのに、制限が解除されて3枚入れられるようになった感じです。

キノ

遊戯王わからない方すみません・・・

だから、最初製品PとQの需要数P6000個とQ2000個になるのかと思っていましたが、ここで、

 

「プロセスBの機械作業時間の制限」

 

が発生します。

プロセスBに対する意識が全くなくなっていて、

 

「プロセスAの時間が増えてPとQの製品を需要を満たせる量作れるようになったから、6000個と2000個だ!」

 

と問題を解いてしまいました。

プロセスBの時間制約を考えると、Pが5000個でQが2000個が正解です。

問5

問5は、リースに関する意思決定の良否の記述問題でした。

この問題は、数値を用いて説明する必要があるので、問4を間違えると解くことはできません。

ですが、プロセスBを空気扱いしておいてこんなことを言うのはなんですが、この問題はそこまで難しくないので、普通に勉強してきた方なら問5まで解けると思います。

解答は、実際に213回目を解いてみてほしいです!

問4までできた方だったら、結構簡単だと思います。

第2問:CVP分析

管理会計(旧:原価計算)の第2問はCVP分析からの出題でした。

CVP分析は個人的に面白いと思っている分野なのですが、まだ勉強不足でして、経営レバレッジ係数に関する知識がほとんどありません。

キノ

今回、経営レバレッジ係数を深掘りするような問題が出題されていたので勉強になりました!

問1

問1は、PLのカッコ内に入る用語を答える問題です。

知っているか知らないかだけなのですが、これは結構簡単な問題でした。

問2

問2は損益分岐点売上高と安全余裕率を答える問題です。

キノ

筆者は、どちらかと言うと、安全余裕率の出し方のほうが自信があったので、先に安全余裕率を出してから、損益分岐点売上高を計算しました。

安全余裕率は「営業利益/貢献利益」で計算できます。

(貢献利益/営業利益で経営レバレッジ係数を計算できます)

今回の問題では、60万/240万=25%です。

 

損益分岐点売上高は、「1ー安全余裕率」で計算できるので、75%です。

売上高が400万なので、75%をかけると「300万」が答えでした。

問2も簡単だったと思います。

問3

問3は、結構難しかったです。

経常利益を使って損益分岐点を計算する場合の営業外損益の扱い方についての理由を述べる問題でした。

営業外費用と収益は固定費と言うのは知っていましたが、理由は知りませんでした。

第1問のセールスミックスは簡単だったので、第2問が難しいといった感じでしょうか?

 

キノ

答えは、ネットで検索できますので、よければ考えてみてください!

下記の問題集でも確認できます!

 

問4

問4は、経営レバレッジ係数の問題でした。

経営レバレッジ係数を出すだけなら難しくありません。

「1/安全余裕率」で計算可能です。

今回の問題だと、「1/0.25=4」です。

問5

問5は、売上高が前年より10%増加する場合、経営レバレッジ係数を利用して、営業利益の増加額を計算しなさいという問題です。

しかも、計算方法を記入する必要があります。

経営レバレッジ係数の計算方法は知っていますが、活かし方なんて全く知りませんでした。

なので、ここで一度経営レバレッジ係数とは?から調べてみました。

経営レバレッジ係数とは、売上高の変化が営業利益の変化にどれくらい影響を及ぼすかを示す指標

とのことでした。

もう少しテキストを読み込んでみると、

 

「レバレッジ=テコで、売上高がわずかに増減しただけで営業利益が大きく増減する」

 

というイメージのようです。

どういうことかと言うと、

 

経営レバレッジ係数というテコを使って、わずかな売上高の増加でも大きく営業利益を残しましょう

 

ということみたいです。

今回の問題の場合だと、「売上高+10%を経営レバレッジ係数4を使うことで、営業利益を10%以上の大きな金額にする」といったイメージでしょうか?

今回の問題は、前年よりも売上高が10%増加する場合の営業利益の増加額なので、前期と今期の営業利益の差額を求めると言うことです。

計算するとこんな感じです。

4×10%=40%(前年より増加する)

前期の営業利益が60万円なので、60×40%=24万

答えは、24万円と言うことになります。

キノ

経営レバレッジ係数は捨てるものと認識していたので、今回かなり勉強になりました!

問6

問6は、売上高と変動費、固定費が追加で与えられて、前年よりも安全性が改善したか、悪化したかと答える問題です。

安全性を問われているので、前期と当期の安全余裕率を比較して答えればOKです!

この問題は、安全余裕率が計算できれば簿記2級しか勉強していない人でも解けると思います!

試しにやってみてくださいね!

まとめ

この記事では、管理会計(旧:原価計算)の213回過去問を解いた感想を書いてきました。

全経の管理会計って結構難しいイメージがあったのですが、213回は比較的簡単だったと思います。

キノ

逆に、原価計算(旧:工業簿記)は難しくて出来が悪かったです・・・

また記事にします。

セールスミックスって、試験にあまり出題されないようなイメージがあり、勉強量が足りていませんでしたが、今回はそんな筆者でも解くことができました。

第2問のCVP分析は、経営レバレッジ係数の出題もあり、そこそこ難しいと感じましたが、今まで避けてきた経営レバレッジ係数の良い勉強になりました!

自己採点では82点でしたが、まだまだ勉強不足なので、しっかりと勉強してきます!

キノ

今回の採点は、下記の過去問題集を使用しています!