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【全経上級_勉強記録】2024年7月6日_205回過去問を解いた感想と今後の勉強方法び考察!

 

こんにちは、キノです。

2024年7月の全経上級受験に向けて、過去問205回を解いて、色々思うところがあったので記事にしてみました。

今回の反省を踏まえて今後の勉強の方針を決めたので、ご紹介したいと思います。

ちなみにですが、下記のようなスケジュールで勉強方法を試してみようと考えています。

スケジュール
  • 2ヶ月試す(9月末まで)
  • 10月月初に過去問実施(215回)
  • 結果次第で勉強方法の見直し実施
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商業:★★☆☆☆

 

全体的にミスが多い印象でした。

また、細かなポイントを忘れて得点を逃している印象がありました。

キノ

総合問題慣れしていなくて、集計もしっかりとできていない気がしています。
できなかった論点
  1. 広告宣伝費
  2. 満期保有目的債券
  3. リース会計
  4. 退職給付債務
  5. 経過勘定

特に印象的だった上記の5つの振り返りをしたいと思います。

キノ

ストック・オプションと工事会計の仕訳はできていたのですが、工事原価の問題文の書き方が最初わからなかったので、練習不足だなと反省しました。

1:広告宣伝費

広告宣伝費で未渡小切手があり処理をするという問題でした。

低レベルな話をして申し訳ないのですが、問題を解いている際に、

 

「広告費の未払って前払費用と未払金どっちを使うの?」

 

で悩みました。

ここ最近経過勘定に気を取られていたので、真っ先に思い浮かんだのが前払費用でした。

未払金については、営業外費用の未払に対して使うというイメージが強く、広告費は営業費用だから違う?

とか考えていたら何がなんだかわからなくなってしまいました。

 

「そもそも前払費用と未払金ってなんだ?」

 

状態に陥ったため、企業会計基準で調べてみたらこのように書かれていました。

 

「未払費用は、一定の契約に従い、継続して役務の提供を受ける場合、既に提供された役務に対していまだその対価の支払が終らないもの」

 

とのことでした。

2:満期保有目的債券

償却原価法の問題なのですが、実行利子率から取得原価を計算するタイプの問題でした。

いつも、額面100,000円で100円につき97円で・・・

みたいな情報があるのですが、この問題には、「100円につき97円で・・・」がなく慌ててしまいました。

割引計算で取得原価を計算できたのですが、会計期間が半年ずれていた関係で利息部分を間違えてしまいました。

しっかりと問題を読まないとダメですね・・・

3:リース会計

閉鎖残高に未払リース債務と書いてあって、未払リース債務ってなんだ?

 

「オペレーティング・リースで未払いなのか?」

 

とか色々悩んで結局わかりませんでした。

解説を見ると、(短期)リース債務と長期リース債務に分離して、(短期)リース債務の金額を未払リース債務にするみたいでした・・・

そういえば、リースって1年以内に支払いをするものは流動負債にして、1年を超えて支払いをするものは固定負債に分けるというのを忘れていました。

キノ

201〜213回までで検索をかけてみたのですが、未払リース債務が登場するのは205回のみっぽかったので、特殊回だったのかな・・・

リースは完全に練習不足なので、時間が間に合えば総合問題+基礎問題の時直しを実施したいところです。

退職給付債務

退職給付の

 

「年金資産からの支払」

「退職一時金支払額」

 

上記の2つの処理を毎回忘れてしまいます・・・

備忘録的に書いておくと、

年金資産からの支払500円の場合
  • 年金資産から500円マイナス
  • 退職給付債務を500円プラス
退職一時金支払額500円の場合
  • 職給付債務を500円プラス

キノ

これで合ってますよね??

自然と手が動くレベルで練習をしたいと思います・・・

経過勘定

簿記3級からずっとある問題なのに、いまだに苦手です・・・

特に、日商簿記1級では経過勘定の問題ってほとんど出ない印象があり、久しぶりにやったら

 

「どうやるんだっけ・・・?」

 

状態でした。

この問題を落としたら合格できない・・・

会計:★★☆☆☆

最初の〇×問題はほぼパーフェクトにできました。

またご紹介しますが、理論対策を直前に実施して覚えていました。

個人的な問題は、第2問以降の問題です。

今回は、討議資料財務会計の概念フレームワークの出題だったのですが、難しいですね・・・

穴抜け問題で出されて中に入る言葉を書く。くらいのことは勉強してきたのですが、

 

「社会に要請されてきた社会的役割に注目説明」

 

とか言われても、

 

「???」

 

状態でした。

全経の会計学は、日商簿記1級とかなり出題形式も勉強方法も異なると思うので、勉強方法を一度見直しする必要があると感じました。

工業:★★☆☆☆

 

第一問は工程別総合原価計算の基礎問題でしたが、仕損費の配賦方法を忘れかけていました。

キノ

この問題、しっかりと割り切れるようになっていたのでなんとか解くことができましたが、割り切れない数字だったらできなかったと思います・・・

会計と原価計算は理論問題が出題される影響で、70点以上取るのは難しいかなと考えています。

なので、商業と工業で80点以上取れるように勉強を進めていきたいと思いました。

得点イメージ
  • 商業:80
  • 会計:60
  • 工業:80
  • 原価計算:60

原価計算:★★☆☆☆

原価計算については予算編成、事業部制、セールス・ミックス差異分析などの論点から出題でした。

おそらく問題自体は問題集レベルなのですが、筆者が普段使っている問題集に、セールス・ミックス差異分析の問題がありませんでした。

キノ

日商簿記1級でほとんど出ないであろう問題はカットされている問題集なので・・・

工原は一度基礎からしっかりと勉強し直す必要がありそうです。

今後の戦略について

205回の過去問を実施して、自分の中で商会工原ともに課題が見えてきました!

また、

 

「高校生の時のテスト勉強ってどうやってたかな?」

 

も思い出して、今回の勉強方法に反映させました。

商業

〇課題

各論点ごとに、ちょくちょく忘れているポイントがある

〇実施事項

週に1度商業の過去問を実施。間違えた論点を問題集を使って2周以上解く。

また、問題を解いた後は、理論対策として会計学の過去問を解いて該当する会計基準を読む。

会計

〇課題

論述タイプの理論問題が弱い

〇実施事項

過去問を勉強する際に、該当箇所のテキストや会計基準を読む。

商業で練習問題を解いた後にテキストや会計基準を読む。

週に1度理論対策デーを作る

工業

〇課題

細かな論点を忘れている

(仕損費の処理方法など)

〇実施事項

週に1度過去問を実施して、できていない論点の練習問題を2周以上解いて記憶を強化する。(商業と同様)

商業よりも工業の方ができていない感じがあるので、こちらを優先にする

原価計算

〇課題

理論問題

原価計算の計算問題もできていない

〇実施事項

練習問題を解き直す

問題を解いた後に、テキスト・原価計算基準を確認する。

試験本番が25年2月で、この記事を書いているのが24年7月です。

まだまだ時間があるので、この勉強方法を2ヶ月試してみて、2ヶ月後に過去問を通しで解いて判断しようと思います。

まとめ

全経上級に合格するため、自己分析を過去問を使って実施しました。

日商簿記1級とは異なり、かなり理論問題が出題されます。

キノ

日商簿記1級では、用語を書くくらいの理論問題だったので、全経上級の理論問題はかなりハードルが高く感じますね・・・

ただ、意外とテキストや会計基準を調べながら勉強するのは苦ではなかったので、自分には全経の方が合っているのではないかと思いました。

25年2月の全経上級合格に向けてこれからも勉強の報告記事を上げていきますので、ご覧いただければ幸いです。