「iPadを使って簿記の勉強をしたい」このように考えている方も多いと思います。
紙のテキストからiPadに切り替えれば、iPadと電卓だけ持っていけば出かけ先でも簿記の勉強ができますし、勉強に必要な道具も減るので身軽になりおすすめです。
この記事では、iPadを使った簿記の勉強方法として、iPhone/iPad/macの専用アプリ『GoodNotes 5』というノートアプリを使った勉強方法をご紹介していきます
『GoodNotes 5』をiPadに入れておけば、いつでもどこでも気軽に勉強でき、ノートもペンも使わずに「iPad」だけで過去問以外の全ての勉強が完結しますよ。
キノ
〜この記事でわかること〜
【iPadのgoodnotes 5】おすすめ便利機能2つを紹介!
この章では、簿記学習に役立つGoodNotes 5の便利機能を2つご紹介します。具体的には下記の通りです。
- フォルダ管理機能
- エレメントツール
それぞれ解説していきます。
【iPad】GoodNotes 5おすすめ便利機能1:フォルダ管理
最初にご紹介するのはフォルダ管理機能です。
PCと同じ感覚でフォルダを管理できるので、複数の資格を勉強している方、テキスト・問題集など複数の教材を使って勉強している方に便利な機能です。
- 教科ごと
- テキスト
- 問題集
- その他
①教科ごと
教科ごとにフォルダを管理することで、どこに何の教科科目があるのかが明確になり使い勝手が良くなります。例えば、下記のようにフォルダを作成すると使い勝手が良くなります。
- 1階層目:簿記・FP・英語など教科ごとにフォルダを作成する。
- 2階層目:簿記2級、簿記3級など級ごとにフォルダを作成する。
- 3階層目:テキスト・問題集ごとにフォルダを作成すると良いでしょう。
▼フォルダの階層
②テキスト
テキストの状態により、iPadへの保管方法は異なります。具体的には下記の通りです。
- 紙テキストのまま使用する
- Kindleなど電子テキストで使用する
- 電子テキストのスクショをGoodNotes 5に保存する
- 紙テキストの写真を取りGoodNotes 5に保存する
- 紙テキストをバラしてスキャナーでPDF化する
それぞれ解説していきます!
キノ

1: 紙テキストのまま使用する
資格勉強のメインは、過去問と問題集の練習をすることです。
「テキストは最初に1周読む→問題集でわからないところを辞書代わりに使用する」という使い方をするのであれば、あえて紙テキストのまま自宅で使用するのもおすすめです。
紙テキストを電子化するのは結構骨が折れるので・・・
2:Kindleなど電子テキストで使用する
テキストが電子書籍になっている場合は、まま使用するのも1つの手です。
私が簿記3級、2級の勉強をしていた時のテキストは、この状態で使用していました。 あくまでもメインは、問題集と過去問の練習です。
3: 電子テキストのスクショをgoodnotes 5に保存する
テキストをGoodNotes 5で管理する場合は、電子書籍をスクリーンショットでPDF化してからGoodNotes 5に保存するのがおすすめです。
その日に勉強する範囲だけスクリーンショットしていけば、そこまで時間はかかりません。
4:紙テキストの写真を取りGoodNotes 5に保存する
紙テキストをGoodNotes 5に保存する場合は、写真アプリで写真を撮るか、スキャンアプリでPDFを作成します。
写真画像をそのままipad、GoodNotes 5に保存すると容量が大きくなってしまう可能性があるので、「Adobe Scan」というスキャンアプリを使用することをおすすめします。
勉強する範囲をその都度撮影していけば、そこまで手間はかかりませんよ。
キノ
5:紙テキストをバラしてスキャナーでPDF化する
紙テキストをGoodNotes 5に保存するなら、スキャナーを購入してPDF化するのが個人的に一番楽だと思います。
スキャナーを使用する方法では、テキストを裁断する必要があるのですが、スマホで1ページずつ写真撮影したり、スクショを撮ったりするよりも圧倒的に早いです。
スキャナーにも色々な種類がありますが、まとめて10枚ほどセットして連続スキャンできるものを選ぶと良いでしょう。
連続スキャンできるスキャナーでも、中古で1万円弱で売っていたりしますので検討してみてくださいね。
③問題集
問題集についてはテキストと異なり、紙テキストや電子書籍管理ではなく、GoodNotes 5で管理するのがおすすめです。
問題集の場合、出版社によっては解答用紙だけダウンロードできるかもしれないので手間が省ける可能性があります。
キノ
④その他資料
気になる資料などがあれば保存しておく 簿記学習であれば、勘定科目一覧などの資料を保存しておくと効率的に勉強できるでしょう。
【iPadのGoodNotes 5】おすすめ便利機能2:エレメントツール
エレメントツールとは、あらかじめ保存しておいたイラストや表、図をスタンプ感覚で使える機能のことです。
簿記の勉強においては、工業簿記で使用するボックス図や、商業簿記で使用するタイムテーブルなどを登録すると便利です。
エレメントツールは、なげなわツールで選択して「要素を追加」で登録することが可能です。
▼エレメントツール
▼要素を保存できる
▼スタンプする
GoodNotes 5で問題集を勉強する方法3つを紹介!
この章からは、GoodNotes 5を使って効率的に問題集を勉強する方法を3つご紹介します。具体的には下記の通りです。
- 問題・解答の同時表示
- インデックス
- アウトライン
それぞれ解説していきます。
キノ
理由は、過去問は試験本番に極力近い環境で練習した方が良いからです。
少しでも試験と同じ環境で勉強をして、試験本番で力を出せるように慣れておきましょう。
goodnotes 5で問題集を勉強する方法①問題・解答の同時表示
GoodNotes 5で簿記の問題集を勉強する時は、問題と解答を同時に表示して反復速度が上がるように工夫しましょう。
iPadには、Split Viewという2つのアプリを同時に表示する機能があります。Split Viewを使用して、問題と解答を同時に表示すれば、反復練習速度が加速します。
例えば、問題を見る→頭の中で解き方をイメージする→解答を見るという具合に勉強をしてみてください。
上記の方法を使えば、反復時間が劇的に早くなりますので勉強時間の短縮が狙えます。
GoodNotes 5で問題集を勉強する方法②インデックス
インデックスは、GoodNotes 5における「栞」機能です。
問題集の、論点の頭にインデックスをつけておくことで、勉強したい箇所に手早くアクセスすることが可能です。
下記の画像でどこにインデックスがあるのか示しましたので参考にしてみてくださいね。
▼インデックスの位置
個人的なおすすめは、苦手だと思う箇所にインデックスをつけることです。
簿記の勉強は、苦手箇所を作らないことがとても重要ですので、インデックスをつけた箇所を毎日確認するというルールを作って勉強をすると良いでしょう。
GoodNotes 5で問題集を勉強する方法③アウトライン
アウトラインとは、ページにタイトルをつけることができる機能のことです。
アウトライン機能を使うことで、第二の栞としても使用することができます。
私の場合は、アウトラインを使用して目次として使用しています。
他には、問題集の苦手なページに「苦手」と書いて、苦手ノートを作ることも可能ですよ!
アウトラインはとても便利な機能ですので、ぜひ使ってみてくださいね。
▼アウトラインの追加
▼アウトラインの位置
▼苦手ノート化
iPadのGoodNotes 5で効率良く勉強する方法:まとめ
この記事では、iPadのアプリである「GoodNotes 5」を使って効率的に簿記3級・2級の勉強をする方法をご紹介しました。
PDFのテキストや問題集を持っていない方は、紙・電子テキストをPDF化する手間がかかりますが、とても効率よく勉強できます。
スタディングのように、PDFのテキスト・問題集が用意されていれば、ほぼ手間いらずでiPadでの勉強をスタートできますよ。
GoodNotes 5は有料のアプリですが、iPadだけでほぼ全ての勉強が完結するので、有料版の購入も検討されてみてはいかがでしょうか。

その他にも、「iThoughts(アイソーツ)」というマインドマップアプリを使用した勉強方法もご紹介しているので、参考にしてみてくださいね!

キノ
