- 簿記試験で使える電卓はどれ?
- 簿記用の電卓はどれを買えばいいの?
- 簿記試験で使える電卓の中でどれが使いやすい?
簿記の勉強を始める方にとって、どの電卓を選べば良いのか迷いますよね。
たくさんの種類がある中で、どの電卓を買えばいいのか?また簿記試験で使えるのか?など、様々な疑問があるでしょう。
そこでこの記事では、自分で実際に使った感想や注意点なども含め、SHARP EL-N942Xのレビューをしていきたいと思います。
これから簿記の勉強を始める方や、簿記試験で使える電卓をお探しの方には、ぜひ参考にしてください。
キノ
左手打ちをしている方、目指す方は左手打ち用の電卓がおすすめです!
〜この記事でわかること〜
SHARP EL-N942Xは簿記試験で使えるか?
SHARP EL-N942Xは簿記の試験で使用することが可能な電卓です。
キノ
日商簿記の試験で使えない電卓は下記の通りです。
- 関数電卓
- 印刷機能
- メロディー機能
- プログラム機能
- 辞書機能
- 日数計算
- 時間計算
- 換算
- 税計算
- 検算
下記のサイト(商工会議所ホームページ)からの抜粋ですので、参考にしてください。
参考ページ:https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/class3/exam
よって、SHARP EL-N942Xは基本的な機能+税計算機能+日数計算だけなので、簿記試験で使用することができます。
SHARP EL-N942Xのメリット
SHARP EL-N942Xのメリットは下記の通りです。
- 静音機能が付いている
- 早打ちに対応している
- クリアボタンが3種類ある
少し深掘りしてご紹介します。
メリット1:静音機能が付いている
SHARP EL-N942Xは静音機能が備わっており、通常の力でキーを押すと非常に静かに電卓を操作することができます。
▼動画で打鍵音を確認する
簿記3・2級のネット試験を受ける場合、周囲の受験者が必ずしも簿記の試験を受けているわけではありません。
試験会場によっては、他の試験を受けている人も多いため、電卓の「カチャカチャ」という音が気になってしまうことがあります。
そのため、静音機能の付いた電卓を使用することで、試験会場で気まずい思いをせずに試験を受けることが可能です。
メリット2:早打ちに対応している
SHARP EL-N942Xは早打ちに対応している電卓です。
説明書を見ると、なんと!1秒間に20回の入力が可能とのことです。
速く電卓のボタンを押すことができる方には嬉しい機能ではないでしょうか。
ただし、簿記試験での電卓操作に関して言うと、ゆっくりでも良いから正確にボタンを押す方が、結果的に早く計算できることが多いです。
なので、早くボタンを押すことにこだわって、試験で計算ミスをするくらいなら、ゆっくり正確な電卓操作を目指しましょう。
メリット3:クリアボタンが3種類ある
SHARP EL-N942Xには、クリアボタンが4種類搭載されています。
キノ
- CA:オールクリアキー
- C:クリアキー
- CE:クリアエントリーキー
- →:桁下げキー
それぞれは下記のような意味です。
CA:オールクリアキー
すべての情報をリセットします。
簿記では、1つの問題が終わったら使用するという使い方が多いかなと思います。
C:クリアキー
クリアキーは、計算式をリセットするボタンです。
CAキーとの大きな違いは、Cキーはメモリに格納している数字を消さないということです。
このようにCキーは、メモリに保存されている情報以外をリセットします。
問題を解いている途中で使用することが多いかなと思います。
CE:クリアエントリーキー
いま表示されている数値を消します。
例えば、「100×100=」と計算したかったのに、「100×200」と打ってしまったとします。
この時に、CEボタンを押すと、「100×200」200の赤字の部分だけを消すことができます。
→:桁下げキー
1のくらいの数字を1つ消します。
例えば、「100×100=10,000」と計算したかったのに、「100×110」と打ってしまったとします。
この時に、「→」ボタンを押すと、「100×110」0の赤字の部分(一数字)だけを消すことができます。(「100×11」となります)
2行以上消す場合は、「CEキー」、1桁だけ消す場合は「→キー」を使用すると効率的です。
SHARP EL-N942Xのデメリット
SHARP EL-N942Xのデメリットをご紹介します。
- 値段が高い
- 持ち運びが不便
デメリット1:値段が高い
SHARP EL-N942Xは、ネット通販で4,000円ほどで購入することができる割と高価な電卓です。
なので、これから簿記の勉強をスタートする方で、簿記2級くらいまで学習することを決めている方におすすめです。
値段が高い分、性能も高いので、一度SHARP EL-N942Xを購入すれば、長い期間使用することができるでしょう。
デメリット2:持ち運びが不便
SHARP EL-N942Xは、ディスプレイが見やすいように、15度の傾斜があります。
勉強をしている際に、わざわざ覗きこまなくても良いのでとても便利なのです。
しかし、外出先で勉強をする際に電卓を持ち運ぼうとすると、SHARP EL-N942Xはカバンの中でかさばります。
なので、普段カフェなどで勉強する習慣のある人にはちょっと不便かもしれません。
外出先で勉強する用のサブ電卓を購入しておくのも良いと思います。
▼サブ機におすすめの電卓はこちらで紹介しています
SHARP EL-N942Xのおすすめ度:★★★★☆
SHARP EL-N942Xのおすすめ度は、★★★★☆です。
SHARP EL-N942Xは数字を打ちやすく、ディスプレイも見やすいので、簿記の勉強をするにはとてもおすすめの電卓です。
- CA:オールクリアキー
- C:クリアキー
- CE:クリアエントリーキー
- →:桁下げキー
- 値段が高い
- 持ち運びが不便
4,000円近くする高価な電卓なので、簿記2級以上を目指す方におすすめです。
ただ、カフェなど外出先で勉強する場合、持ち運びが不便な電卓だと思いますので、サブ機を購入するのは1つの手ではないかと思います。
まとめ
この記事では、SHARP EL-N942Xを実際に使ってみて感じたメリット・デメリットと、簿記の勉強用としておすすめできるのかレビューをご紹介しました。
SHARP EL-N942Xの電卓は、簿記2級以上を目指す方にはとてもおすすめの電卓です。
値段は高いですが、「せっかく高い電卓を購入したのだから最後まで勉強をやり切ろう!」というモチベーションにもつながります。
また、持ち運びが不便なので、持ち運び用のサブ機も検討してみてはいかがでしょうか。