- 簿記試験で使える電卓はどれ?
- 簿記用の電卓はどれを買えばいいの?
- 簿記試験で使える電卓の中でどれが使いやすい?
簿記の勉強を始める方にとって、どの電卓を選べば良いのか迷いますよね。
たくさんの種類がある中で、どの電卓を買えばいいのか?また簿記試験で使えるのか?など、様々な疑問があるでしょう。
そこでこの記事では、自分で実際に使った感想や注意点なども含め、Canon HS-1250WUCのレビューをしていきたいと思います。
これから簿記の勉強を始める方や、簿記試験で使える電卓をお探しの方には、ぜひ参考にしてください。
キノ
〜この記事でわかること〜
Canon HS-1250WUCは簿記試験で使えるか?
Canon HS-1250WUCは簿記の試験で使用することが可能な電卓です。
日商簿記の試験で使えない電卓は下記の通りです。
- 関数電卓
- 印刷機能
- メロディー機能
- プログラム機能
- 辞書機能
- 日数計算
- 時間計算
- 換算
- 税計算
- 検算
下記のサイト(商工会議所ホームページ)からの抜粋ですので、参考にしてください。
参考ページ:https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/class3/exam
よって、Canon HS-1250WUCは基本的な機能+税計算機能だけなので、簿記試験で使用することができます。
Canon HS-1250WUCのメリット
Canon HS-1250WUCのメリットは下記の通りです。
- お手頃な料金
- サイズが大きく打ちやすい
- 表示を変更できる
1:お手頃な料金
Canon HS-1250WUCのメリット1つ目は、料金です。
Canon HS-1250WUCは2,000円弱というお手頃な価格で、簿記で使える電卓の中でも高コスパです。
2,000円弱で購入でき簿記の試験でも使えるので、簿記3・2級用の電卓の購入を検討している方におすすめです。
2:サイズが大きく打ちやすい
Canon HS-1250WUCのメリット2つ目は、サイズの大きさです。
全体的に大きめのサイズで、ボタンの大きさはノートパソコンのキーボードと同じくらいです。
そのため、小さな電卓のように指がすべりやすく数字を打ち間違えることが少ないと言えます。
簿記の試験などでは、計算過程が正確でなければならないため、正確に数字を入力することが求められます。
Canon HS-1250WUCのようにボタンが大きく、指で押しやすい電卓を使用することで、計算過程におけるミスを減らすことができます。
3:表示を変更できる
Canon HS-1250WUCのメリットの3つ目は、表示を変更できる機能があることです。
この機能は、簿記の勉強をしている人にとって非常に便利です。
例えば、通常の電卓で「1,000,000」と表示された場合、どの位の金額なのかを調べるためには、カンマの位置を見なければなりません。
数字慣れしていない方だと、一目で100万円だと判断するのは難しいです。
そこで、Canon HS-1250WUCで表示方法を変更すると「100万0千000」というように表示されるので、一目で金額を理解することができます。
数字慣れしていない簿記初学者の人でも、この機能があることで、単位を素早く理解することができます。
Canon HS-1250WUCのデメリット
Canon HS-1250WUCのデメリットは下記の通りです。
- √ボタンがない
- 静音機能がない
- 横幅が広すぎる
1:√ボタンがない
Canon HS-1250WUCのデメリットの1つ目は、√ボタンがないことです。
Canon HS-1250WUCには「√」ボタンがないため、簿記1級の受験を考えている方には別の電卓を購入することをおすすめします。
その理由として、簿記1級の試験には、√を使用する計算問題が出題されることがあります。
そのため、簿記1級を受験するためには、「√」ボタン機能がある電卓を購入する必要があります。
一方で、簿記2級までの試験には、ルートを使うような問題は出題されないため、Canon HS-1250WUCであれば問題なく使用できるでしょう。
2:静音機能がない
Canon HS-1250WUCのデメリットの2つ目は、静音機能がないことです。
静音機能がない電卓を使うと、ボタンを押すたびに「かちゃかちゃ」という音が鳴ります。
音の違いを動画で撮りましたので確認してみてください。
共通試験などの簿記受験者が1つの教室に集まって受験するタイプの試験では、電卓の音が気になることはありません。
しかし、ネット試験など簿記以外の試験を受けにくる場合は周囲の人の目が気になるかもしれません。
音が気になる方は、静音機能付きの電卓を使用することをおすすめします。
静音機能が付いている電卓はこちらです。
3:横幅が広すぎる
Canon HS-1250WUCのデメリットの3つ目は、横幅が広いタイプの電卓ということです。
大きい電卓は打ちやすいというメリットがある反面、試験会場での使用には適していないと感じました。
その理由は、横幅が広すぎるため、小さな机の上で使用する際には邪魔になってしまうからです。
簿記の試験会場では、小さな机に問題用紙や解答用紙、計算用のメモ用紙が置かれており、その上に大きな電卓を置くとスペースが狭くなります。
もちろん、打ちやすいというメリットはあるので、要領の良い方は問題なく使用できるかもしれません。
しかし、自分のように要領が悪いタイプの人だと電卓を置く場所に悩んでしまいます。
そのため、Canon HS-1250WUCのように横幅の広いタイプの電卓はデメリットになると言えます。
Canon HS-1250WUCのおすすめ度:★★★☆☆
Canon HS-1250WUCのおすすめ度は、★★★☆☆です。
キノ
Canon HS-1250WUCは数字を打ちやすく、ディスプレイも見やすいので、簿記の勉強をするにはとてもおすすめの電卓です。
- お手頃な料金
- サイズが大きく打ちやすい
- 表示を変更できる
キノ
もし、√ボタンが付いていれば★★★★☆でした。
簿記2級までの受験を考えている方は、購入を検討しても良いのではないかと思います。
- √ボタンがない
- 静音機能がない
- 横幅が広すぎる
横幅の広いCanon HS-1250WUCを試験で使うには、机の使い方を工夫する必要があるというデメリットはありますが、総合的に判断すると、とてもおすすめの電卓だと思います。
もし、簿記1級まで受験することを考えている方は、ほとんど同じ機種であるHS-1220TUGがおすすめです。
また、Canon HS-1250WUCは静音機能が付いていません。
もし、電卓の打鍵音が気になる方は、シャープ EL-N942Xをおすすめします。
まとめ
この記事では、Canon HS-1250WUCを実際に使ってみて感じたメリット・デメリットと、簿記の勉強用としておすすめできるのかレビューをご紹介しました。
Canon HS-1250WUCの電卓は、簿記の勉強をするのにとても適した電卓だと思います。
ボタンは押しやすくディスプレイも見やすいです。
しかし、簿記1級まで勉強しようと考えている方は、√ボタンが付いていないCanon HS-1250WUCはおすすめできません。
簿記1級まで受験することを考えている方は、ほとんど同じ機種であるHS-1220TUGを検討されると良いでしょう。
また、Canon HS-1250WUCには静音機能が付いていないので、「かちゃかちゃ」と打鍵音があります。
もし、電卓の打鍵音が気になる方は、Canon HS-1220TUGをおすすめします。
上記の2つのデメリットが許容の範囲内であれば、Canon HS-1250WUCの電卓はとても良い電卓です。
簿記2級くらいまでを受験される方は検討してみてはいかがでしょうか。