2020年から始まった簿記3級のネット試験。ネット試験とペーパー試験はどちらが難しいのか気になる方も多いのではないでしょうか?
商工会議所の発表は、ネット試験とペーパー試験の合格は同じ扱いとのことなので、より合格しやすい方の試験を受けたいですよね。
そこでこの記事では、簿記3級のネット試験とペーパー試験、どちらが難しいのか?それぞれの特徴を比較しながらご紹介します。
キノ
〜この記事でわかること〜
ネット試験とペーパー試験どちらが難しいのか?
「ネット試験とペーパー試験」どちらが難しいのかお話します。個人的には「ペーパー試験」の方が難しいと思っています。
ネット試験よりもペーパー試験の方が難しいという裏付けとして、合格率を確認してみます。
▼ネット試験
2020年12月~2021年3月 | 41.0% |
2021年4月~2022年3月 | 41.0% |
2022年4月~2022年6月 | 41.1% |
参考サイトhttps://www.kentei.ne.jp/36119
▼ペーパー試験
101〜161回の平均36.5%
参考サイト:https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/candidate-data/data_class3
上記のように、ペーパー試験の方が合格率が低く、ネット試験よりも難しい試験であると言えます。
ただ、ネット試験にはペーパー試験にはない難しさがあり、合格率だけで難しさの比較をすることはできません。
そこで、次の章ではネット試験とペーパー試験の難しさを下記の視点で比較してみたいと思います。
- 問題の難易度による比較
- 解答方式による比較
問題の難易度による比較
まずは、問題自体の難易度による比較をしたいと思います。
- ペーパー試験:回によっては合格率20%台
- ネット試験:ランダムでの出題で難易度が安定している
ペーパー試験は年に3回で、回によって難易度が異なります。
回によっては合格率が20%台なんてこともあり、問題の難易度が安定していません。
逆に、ネット試験の合格率は40%台で安定しており、出題される問題の難易度はペーパー試験よりも低い傾向にあるのではないかと思います
解答方式による比較
次に解答方式の比較をしていきます。ペーパー試験は解答用紙に記入していく方式のため、学生の頃から行ってきたテストと変わりありません。
ネット試験の方は、パソコンを使って解答をしていくスタイルのため、入力ミスによる減点、操作に手間取り時間が足りなくなるなどのリスクがあります。
キノ
よって、ネット試験ではペーパー試験にはない難しさがあり、人によっては「ペーパー試験なら合格できるけど、ネット試験だからこそ落ちてしまった・・・」なんてこともあるでしょう。
可能であれば、試験までに模擬ネット試験で操作の練習をすることをオススメします。
キノ
ネット試験とペーパー試験どちらがオススメなのか?
今までの章で、ネット試験とペーパー試験の難しさの比較をしてみました。
この記事を読まれた方の中には、「ネット試験とペーパー試験、どちらを受ければ良いの?」って悩まれている方もいるかもしれません。
結論からいうと、ネット試験を受ければ良いと思います。
なぜ、ネット試験を受ければ良いのかという理由は下記になります。
- ネット試験の方が合格率が安定している
- ネット試験はいつでも受けられる
- 合格不合格がその場でわかる
キノ
ネット試験の最大のメリットは、合格不合格がその場でわかることです。ペーパー試験の合格発表は1ヶ月ほど先なのですが、ネット試験は試験終了と同時に合否がわかるため、精神衛生上を考えてもネット試験一択で良いのでは中と言うのが感想です。
もし、これからネット試験を受けようと考えている方は、模擬ネット試験を受けられるパブロフの問題集は結構オススメです。
まだ、個別問題を購入していない方は検討してみてくださいね!
テキストや問題集は必ず最新版を選んで購入しましょう。頻繁に試験範囲の改定があるので注意が必要です。
ネット試験とペーパー試験の難しさの比較:まとめ
この記事では、簿記3級のネット試験は難しいのか?ということについて、ペーパー試験と比較してみました。
ネット試験は、2020年から始まったばかりの新しい試験なので、何かと不安に感じることもあるかもしれません。
しかし、操作方法と自分なりの解きやすい解答方法を身につけてしまえば、ペーパー試験よりも難易度は低い試験なので、これから受験を考えている方はにはネット試験をオススメします。
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