「簿記2級に落ちてしまった・・・」「次の簿記2級試験に独学で合格できるか不安・・・」
簿記2級は勉強範囲が広く独学で合格するには難しい試験です。
忙しい社会人にとって、スキマ時間の独学で簿記2級の試験に合格するのはとても大変なことです。
なので、簿記2級に合格できる効果的な勉強方法を把握しておく必要があります。
キノ
そこでこの記事では、次の簿記2級の試験までにやっておきたいことと、効果的な勉強方法をご紹介します。
この記事を最後まで読んでいただければ、次の簿記2級試験で合格できる実力をつける方法がわかりますよ!
〜この記事でわかること〜
『簿記2級は難しい試験』落ちても落ち込まないで
簿記2級は合格率8〜47%の、社会人がスキマ時間に勉強して合格するにはハードルの高い試験です。
特に最近では、簿記1級の論点が含まれるようになって、昔の簿記2級と比較するとかなり難易度が上がっています。
ネットでは受かって当たり前みたいな感じで書かれていることもありますが、簿記2級の難易度は年々上がっていますのでネットの声は無視していきましょう。

簿記2級に落ちてしまった原因を探ろう!
簿記2級はとても難しい試験ですので、落ちてしまっても落ち込む必要はありません。
しかし、
「なぜ簿記2級に落ちてしまったのか?」
原因を探って、日々の勉強に活かす必要があります。
キノ
次の章では、一般的な原因を3つご紹介します!
簿記2級に落ちる原因は?
簿記2級に落ちてしまう原因は、下記の3つが考えられます。
- 暗記に頼っている
- 過去問の練習が足りていない
- 勉強方法を間違えている
1:暗記に頼っている
簿記2級の試験範囲はとても広く覚えることも多いので、暗記だけに頼ると簿記2級の勉強はかなり厳しいです。
キノ
なので、わからない言葉の意味などを1つ1つ調べながら腹落ちするような勉強をすると良いです。
例えば、総合原価計算の問題で、『仕損品の処分価額が100円』と書いてあるとします。
処分価額と聞くと、
「処分(捨てる)のに100円かかるのかな?」
って思うかもしれません。
しかし、総合原価計算で『仕損品の処分価額が100円』と書いてあった場合は、
「仕損品は100円で売れるので、材料費などからマイナスする」という意味になります。
キノ
このように「1つ1つの言葉の意味を理解しながら勉強する」ことで、理解度の高い勉強ができるようになります。
2:過去問の練習が足りていない
簿記2級の試験は、過去問と同じような出題形式で問題が出ますので、とにかく過去問を繰り返し解く練習が有効です。
簿記2級の試験に落ちてしまう方は、おそらく過去問の練習量が足りていない可能性があります。
少なくとも過去問を何度も解いて、平均80点以上がコンスタントに取れるようになるように勉強してみてください。
3:勉強方法を間違えている
簿記2級の試験に落ちてしまう一番可能性の高い原因は、勉強方法を間違えてしまうことだと思います。
特に、独学で勉強している方の場合は、しっかりと勉強方法を学んでから簿記学習を始める必要があります。
独学よりも、ネットスクールやオンライン講座などに入ってしまうのが一番効率的です。
個人的におすすめなのは、費用の安い<スタディング>か<クレアール>です。
独学で簿記2級に合格できなかった方は検討してみると良いでしょう。
どうしても独学で勉強したい方は勉強方法について解説している本を1冊読んでみるのもおすすめです。

簿記2級のネット試験に申し込もう!
簿記2級に落ちてしまったら、「次の試験に向けてネット試験に申し込み」をしましょう!
ちょっと前までは、共通試験しかなかったので年に3回しか受験する機会がありませんでした。
しかし、今ではネット試験でいつでも簿記2級の試験が受けられるようになっています。
2ヶ月くらい余裕を持ってネット試験に申し込むことで、勉強をする意欲を継続することができますよ!
次の章では、2ヶ月後のネット試験に向けて勉強方法をご紹介します!
簿記2級に合格するための勉強方法とは!
独学でもスクールでも有効な、簿記2級に合格するための勉強方法をご紹介します。
- 試験で間違えた部分のテキストを読み返す
- 仕訳の練習をする
- 連結会計の練習をする
- 工業簿記の練習をする
- 過去問を解く
- 苦手ノートを作る
- トライアンドエラーを繰り返す
キノ
1:試験で間違えた部分のテキストを読み返す
簿記2級の試験を受けて「わからなかった問題」「間違えた問題」は、テキストに戻って勉強しましょう。
間違えて理解している場合もありますし、すでに忘れてしまっている重要なポイントが見つかるかもしれません。
わからない部分は都度テキストに戻る癖をつけると良いでしょう。
2:仕訳の練習をする
簿記2級の仕訳問題は、20点分配点されています。
問題自体もかなり難しいので、満点を目指して仕訳問題に取り組むと良いでしょう。
また、仕訳問題を解くことで満遍なく他の論点を学ぶことができるのも仕訳問題を練習するメリットです。
3:連結会計の練習をする
簿記2級から始まる連結会計ですが、商業簿記の中でもかなり難しい論点なのでしっかりと勉強をしておきましょう。
連結修正仕訳を書けるようになるのも重要ですが、タイムテーブルを書けるようになっておきましょう。
また、タイムテーブルを作った際に、
- 開始仕訳がどこのことを言っているのか?
- 連結修正仕訳はどこのことを言っているのか?
など1つ1つの会計処理は、何の目的でおこなているのかを多少なりとも気にしながら勉強すると尚良いです。
4:工業簿記の練習をする
工業簿記は、簿記2級に合格するのにとても重要な論点です。
商業簿記60点、工業簿記40点の配点ですが、商業簿記は内容が難しいので工業簿記で満点近い点数を取る必要があります。
キノ
少なくとも、総合原価計算・標準原価計算・直接原価計算は何度も繰り返し問題を解くようにしましょう。
費目別・部門別は最低でも問題集を2巡して、「総合原価計算・標準原価計算・直接原価計算」が完璧になったら取り組むようにすると良いです。
<個人的な優先順位>
- 位:総合原価計算・標準原価計算・直接原価計算
- 位:費目別・部門別
あくまでも個人的な感想です。費目別も部門別もとても重要な論点であることに変わりはありません。
5:過去問を解く
簿記2級の試験は、過去問とほぼ同じ形式で出題されます。
なので、試験本番で合格点を取るには過去問の徹底練習が一番効果的です。
少なくとも、過去問6回分を2、3回練習して85点以上取れるようにしましょう。
その後、予想問題などを使って80点以上取れるかテストしてみてください。
予想問題で平均80点以上が取れるようになっていれば試験本番でも合格できる力がついていると言えるでしょう。
キノ
6:苦手ノートを作る
苦手ノートは、過去問を解いて間違えた場所や自信がない論点をまとめておくノートのことです。
苦手ノートを作ることで、あなたが何の論点を理解できていないのか?苦手なのかを把握することができます。
回数を重ねれば、簿記2級の範囲内であなたの理解度をチェックすることができますよ。
苦手ノートは作ったら終わりにするのではなく、試験当日まで毎日繰り返し復習をしましょう。
「もう完璧にできる」という状態になれば、苦手ノートから消して構いません。
キノ
また、苦手ノートに書いてある論点は適宜テキストに戻って復習しましょう!

7:トライアンドエラーを繰り返す
上記4〜6までを試験当日まで繰り返し勉強しましょう。
何度もやっているうちに、過去問や予想問題集で80点以上が取れるようになってきます。
このような状態になれば、試験本番でも70点以上の点数が取れるようになりますよ!
まとめ
この記事では、簿記2級の試験に落ちてしまった方向けに、次の試験に合格できるようになるポイントをご紹介しました。
簿記2級の試験はネット上の評価よりも難しい試験だと思います。
なので、一度や二度落ちたくらいで落ち込まなくても大丈夫です。
個人的には、オンライン講座を受講してガッツリと勉強するのが合格への近道だと思います。
個人的なおすすめは費用の安いスタディングか、クレアールです。
簿記2級の結果が出た後は2ヶ月後の簿記2級のネット試験に申し込みをして、2ヶ月ガッツリと勉強をしてください。
キノ
簿記2級の資格を持っていれば、社会的な評価も高くなりますのでここが踏ん張りどきです!
試験に合格できるように勉強していきましょう!