当サイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を利用しています

【ITパスポート】損益計算書について解説します!

 

「損益計算書ってなに?」

「損益計算書のことを詳しく知りたい!」

「ITパスポート試験で出題されても解けるようしておきたい!」

 

この記事では、ITパスポートの過去問でも出題される損益計算書の基礎を解説します。

損益計算書は財務諸表の1つで、企業の1会計期間の経営成績を示すものです。

キノ

P/Lと呼ばれていたりします。

ITパスポートでの出題頻度は中の弱くらいかなと思いますが、覚えておいて損はない内容かと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

損益計算書とは?貸借対照表の違いも簡単に解説!

 

損益計算書とは、1期間の企業の経営成績を示す決算書のことです。

キノ

簿記の試験だと、1期間は×1年4月〜×2年3月のことが多いです。

会計では、資産・負債・純資産・費用・収益の5つに分けます。

「費用・収益」を報告する財務諸表が損益計算書で、「資産・負債・純資産」を報告する財務諸表が貸借対照表です。

あまり難しく考えずに、損益計算書は費用と収益の財務諸表と思っておいてください。

損益計算書の書式の違い

少し細かい話ですが、損益計算書には、勘定式と報告式の2つがあります。

費用と収益を「科目ごとに表示」する形式のものを勘定式と言います。

▼勘定式(例)

費用金額収益金額
売上原価〇〇売上高〇〇
貸倒引当金繰入〇〇
減価償却費〇〇
通信費〇〇

報告式は、上から下に流れるように表示する形式のものです。

報告式(例)
  • Ⅰ売上高
  • Ⅱ売上原価
  •  ①売上総利益
  • Ⅲ販売費及び一般管理費
  •  ②営業利益
  • Ⅳ営業外収益
  • Ⅴ営業外費用
  •  ③経常利益
  • Ⅵ特別利益
  • Ⅶ特別損失
  •  ④税引前当期純利益
  •  ⑤当期純利益

ITパスポート試験では、報告式を覚えておいてください。

損益計算書の表示区分

この章では、損益計算書(報告式)の表示区分について解説します。

損益計算書の報告式では、下記の様に区分されています。

区分
  • Ⅰ売上高
  • Ⅱ売上原価
  •  ①売上総利益
  • Ⅲ販売費及び一般管理費
  •  ②営業利益
  • Ⅳ営業外収益
  • Ⅴ営業外費用
  •  ③経常利益
  • Ⅵ特別利益
  • Ⅶ特別損失
  •  ④税引前当期純利益
  •  ⑤当期純利益

キノ

赤文字の金額を出すために黒文字の金額を集計するみたいなイメージです。

報告式の場合、主な営業に関する収益・費用を上から書いていきます。

例えば、車の販売をしている企業の場合、車の売上に関する収益が売上高となります。

もし、この企業が副業として不動産投資や株式投資をしている場合、これらの収入は本業で稼いだお金ではないので、営業外収益です。

特別利益や特別損失は、基本は発生しない収益や費用のことです。

例えば、工場に火災が発生して保険料が入ってきたとします。

この保険料でプラスになれば保険差益として特別利益に計上し、逆なら火災損失として特別損失を計上します。

キノ

ITパスポートレベルの問題であれば、この章の内容をしっかりと理解して過去問を練習すれば、現時点では問題なないかなと思います。(2025年1月現在)

商業と工業の損益計算書の表示区分の違い

ここまでの章では、商業簿記で学習する損益計算書のフォーマットについて解説しました。

商業簿記と工業簿記の2つがあり、工場などで使われる損益計算書(社内用)のフォーマットがあります。

この章では、工業簿記で学習する直接原価計算の損益計算書のフォーマットをご紹介します。

キノ

損益分岐点は、原価計算の分野でCVP分析で学習します。

営業利益以降は同じなので、営業利益まで表示します。

工業簿記の区分
  • Ⅰ売上高
  • Ⅱ変動売上原価
  •  変動製造マージン
  • Ⅲ変動販売費
  •  貢献利益
  • Ⅳ固定費
  •  営業利益
MEMO

直接原価計算とは、原価を変動費と固定費に分けて集計する方法のことです。

逆に原価を変動費+固定費で集計する方法を全部原価計算と言います。

社外公表用の損益計算書は全部原価計算で作られています。

ITパスポートで出題される損益分岐点

上の章で、工業簿記で学習する、直接原価計算の損益計算書のフォーマットをご紹介しました。

なぜ、商業・工業簿記の話をしたのかというと、ITパスポート試験で「損益分岐点」の計算問題が出題されるからです。

損益分岐点は、直接原価計算で作成した損益計算書を使用して計算します。

難しく考える必要はありませんが、下記の直接原価計算のフォーマットを覚えておくと、損益分岐点の計算が簡単になります。

工業簿記の区分
  • Ⅰ売上高
  • Ⅱ変動売上原価
  •  変動製造マージン
  • Ⅲ変動販売費
  •  貢献利益
  • Ⅳ固定費
  •  営業利益
MEMO

ITパスポート試験レベルであれば、変動製造マージンは覚えなくても問題ありません。

『売上高ー変動費=貢献利益』と覚えておいてください。

変動売上原価と変動販売費と分けて解説しますが、ITパスポート試験レベルであれば、(変動売上原価+変動販売費)を変動費と覚えて問題ないと思います。

損益分岐点売上高は、営業利益が0になる時の売上高のことです。

 

営業利益=売上高ー変動売上原価ー変動販売費ー固定費」

「損益分岐点売上高:売上高ー変動売上原価ー変動販売費ー固定費=営業利益0円

 

もう少し詳しく解説すると、損益分岐点売上高は「貢献利益=固定費」と言い換えることができます。

 

売上高ー変動製造原価=変動製造マージン

変動製造マージンー変動販売費=貢献利益

貢献利益ー固定費=営業利益

(貢献利益=売上高ー変動費で大丈夫です)

 

よって、貢献利益と固定費がイコールの場合、営業利益が0円となり、損益分岐点売上高を求める時は「貢献利益=固定費」で計算できます。

ITパスポート試験では

 

「固定費はいくらか?」「変動費はいくらか?」

 

などの問題が出題されるのですが、ここで解説したことが頭に入っていると、方程式で自力で解けるようになります。

キノ

ポイントとして、売上高の販売単価と販売数量も意識してみてください。

損益分岐点の計算方法については、下記の記事で詳しくご紹介しています。

まとめ

この記事では、ITパスポート試験の出題範囲である、損益計算書について解説しました。

損益計算書は、会計の中でも基礎的な財務諸表です。

ITパスポート試験でも出題されますので、損益計算書のフォーマットは暗記しておきましょう。

また、直接原価計算の損益計算書のフォーマットを覚えておくと、損益分岐点の計算が簡単になりますよ!

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。

▼おすすめのテキスト

お得情報!

初めて楽天KOBOを使う方限定ですが、「初めての方限定!エントリーで初購入金額ポイント70倍キャンペーン」実施中です!

キャンペーンにエントリーしてテキストを購入することで、最大2,000円相当のポイントをゲットできます!

また、2回目以降の方でも、「まとめ買い最大15%クーポン」などお得に楽天Koboを利用できますよ!

下記の広告画像からキャンペーンページに行く場合は、画像を押した後に、スマホの方は画面中央、PCの方は画面右上の方にあるバナーをタップして、「エントリーはこちら」を押下してから購入してください。

キャンペーンにエントリーしないとポイントを獲得できません・・・

既に楽天KOBOを購入したことがある方も、別のキャンペーンをやっていることも多いのでチェックしてみてくださいね!

▼こちらの画像を押してキャンペーンページに行けます!

注意

テキストは必ず最新版を購入してください。

リンク先が最新版とは限りません。