「ITパスポートの過去問ってどうやって勉強すればいいの?」「効果的な過去問の勉強方法が知りたい!」
この記事では、これからITパスポート試験の勉強を始めようと思っている方、これから過去問の勉強に入ろうとしている方、すでに勉強をしていて苦戦している方に向けて、過去問の勉強方法をご紹介します。
ITパスポート試験に合格する近道は、過去問をたくさん解いて試験の傾向を自分の中に落とし込むことです。
ITパスポート試験では、大きく用語集で対応できる問題と、それ以外の問題が出題されます。
過去問は闇雲に勉強するのではなく、
どのような問題が用語集で対応できるのか、どのような問題が用語集だけで対応できないのかを過去問を使用して感覚を掴むことが重要です。
そして、用語集を使った勉強、テキストを使った勉強の効果がしっかりと出ているのかを過去問を使って確認し、合格基準点以上の点数が取れていれば、正しい勉強ができているとわかります。
この記事では、過去問を効果的に勉強する方法をご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
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〜この記事でわかること〜
非効率な過去問の解き方
まずは、非効率な過去問の解き方をご紹介します。
すでに過去問勉強に取り組んでいる方で、このような勉強方法をしてしまっている方は注意が必要です。
では、結論をお伝えすると、
「何度も過去問を回して答えを暗記する」
このような勉強方法をしている方は効率が悪いので、勉強方法を見直す必要があります。
「暗記系の試験なんだから過去問を覚える必要があるんじゃないの?」
と思われる方もいるかもしれません。
もちろん、過去問に出題された用語を暗記するのは重要なことですが、この過去問の正解の選択肢は「ア」。のような暗記は意味がありません。
過去問を繰り返し解いていると、このような意味のない勉強をしてしまいがちですので注意が必要です。
過去問を解く意味とは?
過去問を解く意味は、大きく2つあります。
- 問題の傾向を掴む
- 勉強の成果を確認する
1:問題の傾向を掴む
過去問を勉強する意味の1つ目は、試験問題の傾向を掴むことです。
ITパスポートの問題には、客観的な感想ですが大きく2つの傾向があります。
- 用語の意味
- それ以外
用語の意味とは、言葉そのままですが、用語集に載っている用語の意味を理解できているかを確認するための問題です。
この問題は、用語を暗記することで解くことができるようになります。
また、頻出の用語もありますので、過去問を解いて何度も出題されている用語を確認し暗記するようにすると良いです。
2つ目のそれ以外とは、主にテキストを読み込んで内容を深く理解しておかないと解けないような問題です。
例えば、プログラミングや、損益分岐点の計算問題、情報リスク関連の問題などがこれに当たります。
これらの問題は、しっかりとテキストを読み、問題を解きながら内容の理解を深めていく必要があります。
これらも、頻出される問題の傾向を過去問を使って掴む必要があります。
2:勉強の成果を確認する
過去問を勉強する意味の2つ目は、勉強の成果を確認することです。
用語の暗記や、テキストを使った勉強の成果を過去問を使って確認します。
しっかりと点数が伸びていれば、効果的な勉強ができている証拠ですし、点数が伸びていないのであれば、何がいけないのか考える必要があります。
効果的な過去問の勉強方法!
上の章でご紹介した内容を含め、実際に試してみて「効果的だ」と感じた過去問の勉強方法をご紹介します。
下記の手順で過去問を勉強しながら、出題の傾向を掴んでください。
- 正解の用語を調べる
- その他選択肢の用語も調べる
- 同じ過去問を連続で解く
- わからなければテキストに戻る
- 常識で考える
1:正解の用語を調べる
過去問の勉強をしていると、まだ覚えていない用語がたくさん出てくると思います。
そのような用語は必ず調べるようにしましょう。
特におすすめしたいのが、マインドマップで作成した用語集を使うことです。
キノ
用語の調べ方は下記の通りです。
用語の文字を途中まで入力する意味は、同じような用語をまとめて検索したいからです。
例えば、SLAという用語を調べる際には、「SL」「LA」というように検索欄に入力しましょう。
ステップ2の続きで、SLAという用語を調べる際には、「SL」「LA」というように検索欄に入力したとします。
用語集に登録されていれば、「SLA」の他に、「SLM」などの共通した文字を持つ用語を一緒に検索できます。
SLとつく用語は「SLA」「SLM」の2つだけと覚えておくことで、関連して記憶することができて効率的です。
過去問の解説やテキストなどを見て、気になることがあれば用語集にメモをしておきましょう。
例えば、
テキストには載っていなかたった情報をメモする。
ネットで調べて気がついたことをメモする。
2回以上過去問に出た用語は★マークをつけておく。
また、マインドマップアプリなら画像を埋め込むこともできます。
実際の画像をコピーしてきてマインドマップに貼っても良いでしょう。
※他の人がネットにアップロードしている画像などは、自分で勉強に使う時のみ使用可能です。
ステップ3で検索した際に、他の用語が候補として一覧に載っています。
それらの用語も「ステップ4のメモをする」と同様に行います。
2:その他選択肢の用語も調べる
過去問で出題された用語を検索するときに、正解の用語だけ調べる方も多いと思いますが、必ず正解以外の用語も調べるようにしましょう。
選択肢A・B・C・Dとあり、Aが正解だとしたら、B・C・Dも調べるということです。
正解以外の用語も、マインドマップで作成した用語集を使って調べましょう。
キノ
上記「1:正解の用語の意味を調べる」と同じ要領で行います。
3:同じ過去問を連続で解く
上記の用語集を使った方法で過去問を全て解き終えたら、また同じ回の過去問を使用して勉強しましょう。
例えば、「令和6年春期」の回を100問解き終えたら、一度休憩して、再度「令和6年春期」を解きます。
最低でも2回は同じ過去問を解いてください。
「同じ過去問を勉強しても意味ないんじゃないの?」
と思われるかもしれません。
これには理由があって、一度過去問を解いても、その回に出題されている問題を全てマスターした状態にはなっていません。
人間は忘れる生き物ですので、1時間で50%は忘れるそうです。
なので、最低2回は同じ回を解いて、問題の特徴・覚えないといけない用語を記憶に定着させましょう。
3回目からは、間違えた問題だけを解いてください。
下記の過去問アプリなら、間違えた問題にチェックを入れて、ピンポイントで勉強可能です。
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ITパスポート試験では、同じような問題も出題されるため、1回分の過去問で75%くらい正解できるようになっていれば、他の回でも60%くらいは取れるようになっていることでしょう。
この手順で、可能な限り「令和元年〜6年まで」の過去問を勉強すれば、試験本番でも合格基準点を取ることが可能だと思います。
キノ
4:わからなければテキストに戻る
過去問を解いていてわからないところがでてきたら、テキストを読んで知識量を増やしましょう。
わからないところは、そのままにしておくのは良くありません。
過去問を解いている都度、テキストに戻りましょう。
また、問題の中には、
「こんなことまで聞いてくる?」
というような、細かいところまで聞いてくる問題があります。
(セキュリティ関連、プログラミング、システム監査など)
このようなところは、過去問を解いているうちにわかってくるので、テキストを読んで内容を理解しておきましょう。
5:常識で考える
ITパスポート試験のストラテジ・マネジメントは、わからない問題・初見の問題でも、常識的に考えれば正解に辿り着ける問題も出題されます。
このような問題は、時間をとっても良いのでイメージを働かせながら考えてみてください。
キノ
テキストを読んでいる時も、
「ふーん、そういうものか・・・」
よりも、
「確かに、A→B→Cという運用にしないと効率悪いよね!B→C→Aじゃ非効率だし!」
みたいに、常識的に考えて理解していくことで、すでにある知識と結びついて忘れにくくなります。
用語集を暗記する!
試験問題の中には、用語集を暗記することで解ける問題が全体の30〜50%ほど出題されます。
割合は個人的な感覚です。数えたわけではありませんのでご承知おきください。
覚えるだけで得点をゲットできるので、必ず覚えるようにしましょう。
ただ、ITパスポート試験の範囲は広く、全ての用語を覚えるのは大変です。
そこで、まずは過去問を勉強する中で出題された用語を暗記してください。
特に何度も過去問に出てくる用語は必ず暗記しておきましょう。
キノ
暗記をするには、用語の文字面が似ている、用語の意味が似ているものをセットで覚えると覚えやすいです。
例えば、SLA、SLMなど2文字が一致し最後の1文字が異なる用語を探して、セットで覚えましょう。
覚えやす上に、2つ以上の単語を覚えられるので一石二鳥です。
画像を貼っておくことでイメージ記憶として覚えると忘れにくくなりおすすめです。
キノ
用語集だけで対応できない問題の勉強をする
ITパスポート試験の問題の中には、こんな深い内容まで聞いてくる?
というような難しい問題も出題されます。
このような問題は、テキストを使って勉強をするようにしましょう。
過去問は何度も解く!
ITパスポート試験に合格するには、とにかくたくさん過去問を解く必要があります。
時間があれば、令和元年〜最新の過去問は正答率90%以上にしておくと良いでしょう。
最新版から解くのがおすすめです。
過去問で点数が取れるようになってきたとしても、試験までの期間は過去問を何度も解き直すと良いです。
正解して理解している問題はスキップしても構いませんが、なぜ、その答えが正解なのかを理解できているか確認してみてください。
正解の理由がわからないのであれば、答えだけを暗記している可能性があります。
キノ
例えば、以下のような感じです。
自社の持つ経営資源を4つの優位性を明確にする手法として正しいものはどれか?
A:VRIO分析 B:相関分析 C:回帰分析 D:PPM
正解はA:VRIO分析なのですが、その他の選択肢が間違えている理由を考えるときに、
「B:相関分析 C:回帰分析」は「相関」に関する分析だから「×」
PPMは、「問題児・負け犬・花形・金のなる木」の「4つ」に分けて行う分析だけど、VRIO分析との違いってなんだけっけ?
みたいな疑問が出てきます。
その疑問を解消するために、用語集・ネット・テキストを使って調べましょう。
過去問は数をこなすのも大切ですが、数をこなしながら効果的な勉強をする必要があります。
予想問題も解いたほうが良い!
テキストを購入すると、予想問題がついている場合があります。
令和元年〜最新版の過去問を解き終わったら、実力試しに予想問題も解きましょう。
ただ、試験までに時間がなく、令和元年〜最新の過去問の勉強が終わっていないのであれば、過去問を優先して解くほうが良いです。
キノ
まとめ
この記事では、ITパスポート試験の過去問の勉強方法について解説しました。
ITパスポート試験で合格基準点を取るには、過去問を勉強するのが効果的です。
しかし、闇雲に過去問の勉強しても意味がありません。
効果的に過去問を勉強するには、下記の3つを意識してみてください。
- 過去問を使い出題傾向を掴む
- 頻出用語を把握
- 用語を関連付けながら暗記する
個人的におすすめしたい過去問の勉強は、1問ずつ用語集を活用しながら問題を解いていく方法です。
試験1週間前になっても全く勉強が進んでいなかったのですが、この記事で紹介した勉強方法を実践して、ギリギリではありますが合格基準点を取ることができました。
これからITパスポート試験の勉強を始める方、すでに勉強しているけど思ったように成果を実感できていない方は参考にしてみてくださいね!
それでは、ありがとうございました。