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【全経上級_勉強記録】2024年7月28日_211回の商業簿記過去問解いてみた!

 

この記事では、全経上級の211回商業簿記の過去問を解いた感想と今後の勉強について書いていきます。

今回の211回の過去問についての目的は下記の通りです。

目的
  • 総合問題になれる
  • 仕訳問題になれる
  • 時短のための研究
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結果と今回の反省点

 

点数とかかった時間だけ載せてみます。

結果
  • 商業簿記:不明
  • 時間:48分

キノ

点数はネットスクール出版の「全経簿記上級過去問題集出題傾向と対策24年7月・25年2月試験用」を参考に配点しています。

点数が不明なのは、ところどころカンニングしながら解いたからです。

今回過去問を勉強する目的は、問題を解く時間を短縮することだったのですが、問題を解いている時に、

 

「あれ、これなんだっけ・・・気になる!」

 

という誘惑に負けて、ところどころ答えを見ながら解いてしまいました・・・

なので、点数はつけていません。

過去問を解いた意味とは・・・

という状態ですが、個人的に気になった問題に絞って211回の感想を書いていきます。

問題1:連結の未実現利益の仕訳

 

問題1は未実現利益の仕訳問題でした。

キノ

普段筆者は、ボックスからダイレクトに計算しているため仕訳をほとんど覚えていませんでした。

日商簿記1級では、仕訳を問われないので・・・

211回は実際に受験したのですが、試験中に、

 

「仕訳・・・わからん・・・」

 

ってなっていました。

受験していた時は、開始仕訳をすっかり忘れていて、期首再振替仕訳ってどうやるんだっけ?

みたいな、よく2級合格できたなレベルに低レベルなことを考えていた気がします。

今はある程度学習も進んできて、連結会計の未実現利益の仕訳はできていました。

 

ただ問題なのは、持分法の未実現利益の仕訳です。

キノ

いつも何かしら忘れます・・・

今回は、ダウンストリームの時って商品と売上高どっち使うんだっけ?

というのが出てきませんでした。

キノ

以前は、持分率をかけるのを忘れて仕訳していました・・・

自分なりに本質的な覚え方をしていたつもりでしたが、ふと思い出せない時もあるので、念の為語呂合わせ的な覚え方もしておこうと思います。

  • ダウンストリーム:売上高
  • アップストリーム:商品

になるので、頭文字を取って、

  • ダウンストリームの時:ダウ
  • アップストリームの時:足
    ※「ダウン」の「ダ」と「うりあげだか」の「う」で「ダウ」です。アップも同様

覚えることにしました。

為替や株をやっている方ならピンとくるかもしれませんが、ダウ理論とローソク足を関連つけて覚えると覚えやすいかなと思っています。

問題2:ソフトウェア償却と減損の仕訳

問題2は、(1)市場販売目的のソフトウェア償却と(2)減損の仕訳でした。

正直やってません。

今回の目標は、40分以内に解き切ることを頭に置いていました。

連結の仕訳の時点で15分を経過していたのと、ソフトウェア償却はまだしっかりと勉強していなかったためです。

減損はやればできたかもしれませんが、ソフトウェアが(1)減損が(2)という問題構成になっており、1も2もソフトウェア関連だと勝手に決めつけていました。

なので、(2)減損については、減損であることすら見ていませんでした。

そのうちこの辺りも記事にしていけたらと思っています。

問題3:総合問題

最初に総合問題からで間違えた箇所は下記の5つです。

間違えた問題
  1. 商品低下評価損
  2. 為替差損益
  3. 配当金

1:商品低価評価損

商品低価評価損ですが、201〜213回までで、おそらく211回にしか登場していません。

(違う勘定科目名で似たようなものがあったのでしょうか?)

なので、わざわざ覚えなくても良いかな?とか思ったのですが、全経上級の商業って、日商簿記1級の商業と比べると、聞いたことのないような勘定科目が登場します。

キノ

社債発行差金とか。

なので、このような見覚えのない勘定科目にも対応できるように覚えることにしました。

やり方としては、商品版の貸倒引当金といったイメージです。

差額補充法ではなく洗替法で行うやり方です。

通常の仕訳は、(三分法)

しーくりくりしー

仕入/繰越商品

繰越商品/仕入

商品評価損/繰越商品

ですが、商品低価評価損を使うと、

商品低価切下額

商品低価切下額/商品低価切下額戻入

商品低価評価損/商品低価切下額

のように、貸倒引当金と同じような仕訳をします。

商品低価切下額は上記の仕訳によって行うため、B/S上の商品の金額も変わります。

通常の商品評価損を使う場合は、B/Sに記載する商品の金額は実地棚卸高の金額ですが、

商品低価切下額を使う場合は、帳簿上の金額を計上します。

例えば、期末商品が帳簿上:200円、実地:180円の場合、

比較
  • 商品評価損を使う場合:180
  • 商品低価切下額を使う場合:200

ということです。

MEMO

商品評価損を繰越商品からマイナスする仕訳は行わない。

売上原価は通常と同じで、商品BOXを書いて右上が売上原価の金額です。

注意

理解が間違えている可能性もあるので、過去問の解説を信じて勉強してくださいね・・・

2:為替差損益

外貨建ての満期保有目的債券の問題でした。

外貨建ての有価証券の時に、いつも為替差損益を忘れてしまいます。

問題なれしていないため、帳簿上の価額ってどうやって出すんだっけ?利息はARでいいんだよね?と考えていると、いつの間にか為替差損益が頭から抜け落ちます。

もっと問題数をこなして慣れていくしかないかもしれません。

あと、外貨建ての満期保有目的債券って難しいですよね?

キノ

外貨建ての問題が来たら、最初に為替差損益と紙に書いておくのが良いかもしれませんね!

3:配当金

中間配当金の問題でした。

閉鎖残高を見ると、任意積立金がなく、問題文を見ると利益準備金に積み立てると書いてあったので、計算をしました。

すると、「資本金<資本+利益準備金」という計算になりました。

 

「じゃあ、配当金の1/10を利益準備金に積み立てるのか!」

 

と思ったのですが、実は、資本金<資本+利益準備金の場合は、積立しないそうです。

キノ

知らなかった・・・

商業簿記での課題

211回の商業過去問を解いてみて感じた課題は下記の通りです。

課題
  • 時間かかりすぎ
  • 知識不足

209回の商業のようなひたすら売買目的有価証券評価差額金をかかせる問題がなかったので、209回よりも早く解くことができましたが、まだまだ勉強不足が目立ちました。

キノ

ちなみに、209回は65分かかりました。

勘定科目を書く時間を抜いても、まだまだ問題を解くスピードが遅いので、商業簿記の基礎レベルの問題を解く回数を増やしてスピードアップを目指したいと思います。

また、全経上級の勉強を始めてから気になっていた経過勘定の問題ですが、なんとか解けるようになりました!

問題の読み解きに少し時間がかかりますが、練習を重ねて早く解けるようにしていきたいと思います。

商業については、苦手な計算問題強化勉強方法を実施(テスト)している最中なので、月に3論点の計算問題を1つずつ得意にしていこうと思います。

まとめ

この記事では、全経上級211回の商業簿記を解いた際の反省点や今後の課題について書いてきました。

211回の商業簿記は、全経には珍しく連結会計の問題が出題されていました。

まだまだ勉強量&練習量が足りていないなと実感できましたので、2月の試験まで過去問と問題集で練習を重ねていきたいと思います。

▼全経上級で使用している過去問題集はこちら!