- 早い人だとどれくらいで簿記3級に合格できる?
- 遅い人だとどれくらいで簿記3級に合格できる?
- 簿記3級の適切な勉強時間を知りたい!
「簿記3級は簡単に合格できる試験だ!」
このような書き込みを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
確かに、簿記3級の合格率は36%ほどなので、試験の難易度的にはそこまで難しくはありません。
しかし、テキストのボリュームは400Pほどあり、初学者が簿記3級合格までに掛かる勉強時間はおおよそ100時間と言われています。
キノ
できれば短期間で効率良く簿記の勉強を進めたいですよね。
そこでこの記事では、簿記初学者が2ヶ月で簿記3級に合格するためのタイムスケジュールをご紹介します。
人によって勉強スタイルも勉強時間も異なると思いますのが、参考にしていただけたら幸いです。
キノ
〜この記事でわかること〜
簿記3級に合格できるまでの勉強時間はどれくらい?
全く知識のない状態から簿記3級の試験に合格するには、おおよそ100時間ほど勉強の時間が必要とされています。
参考サイト:https://www.u-can.co.jp/%E7%B0%BF%E8%A8%983%E7%B4%9A/column/column03.html#:~:text=%E7%B0%BF%E8%A8%983%E7%B4%9A%E3%81%AE%E5%90%88%E6%A0%BC,%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%92%E7%AB%8B%E3%81%A6%E3%81%BE%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86%E3%80%82
合格率も平均すると36%ほどで、ネット上で言われているほど簡単な試験ではありません。
合格率は、「日本商工会議所の3級受験者データ」で公表されているデータを参考に平均値を出しました。
参考サイト:https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/candidate-data/data_class3
100時間の勉強時間が必要と言ってもピンとこないかもしれません。
次の章から、簿記3級を受験するまでの勉強スケジュールなど具体的に解説します。
簿記3級に2ヶ月で合格するタイムスケジュールとは
この章からは、簿記3級に2ヶ月で合格するためのタイムスケジュールをご紹介します。具体的には下記の通りです。
- 1週間:テキストを読み切る
- 2週間:仕訳アプリで仕訳練習をする
- 3週間〜6週間:個別問題集を解く
- 7週目〜試験前日:過去問で練習をする
キノ
それぞれ下記の章で解説していきます。
独学と通信講座、どちらで勉強をするのかによってタイムスケジュールの内容が異なります。
通信講座を活用する方は、「【簿記3級の勉強時間】7週目〜試験前日:予想問題集(過去問)を解く」からご覧ください。
独学の方は、順番に読み進めてください。
キノ
独学か通信講座どちらで勉強を進めるのか決める必要があります。
下記の記事で、独学か通信講座のどちらを選ぶべきなのか解説していますので、参考にしてください。
【簿記3級の勉強時間】1週間:テキストを読み切る
最初の1週間目は、テキストを全て読みましょう。
簿記3級のテキストは、小問題付きのものでおおよそ400ページほどあります。
キノ
小説やビジネス書なら読みやすいですが、簿記のテキストのように専門書になると、普通にテキストを読んでいたら1ヶ月以上かかってしまいます。
ただ、1ヶ月もテキストを読むのに時間をかけていては、当然2ヶ月で簿記3級の試験に合格することはできません。
そこで、1週間でテキストを読み切るという期限を立てましょう。
テキストを1週間で読み切るには、1日60ページほど読む必要があります。
特に、簿記の知識がない方だと、テキストを読むスピードも遅くなってしまうと思います。
なので、最初は理解度50〜60%でも良いので、とにかく1周読み切るようにしましょう。
キノ
【簿記3級の勉強時間】2週間:仕訳アプリで仕訳練習をする
2週間目の勉強は、仕訳アプリで仕訳の練習をしましょう。
仕訳アプリとは、スマホのアプリで仕訳の練習ができる簿記学習には欠かせない便利ツールです。
キノ
簿記3級は仕訳問題だけで45点分出題されるため、試験に合格するには仕訳を徹底的に練習する必要があります。
1週間で徹底的に仕訳の練習をして、1仕訳につき1分で解ける状態を目指しましょう。
仕訳アプリでわからない問題は、テキストを読み返して内容を理解していきましょう。
アプリなので、スキマ時間を使った勉強がおすすめです。
電車の待ち時間などを有効活用することで、結構時間を稼げますよ。
【簿記3級の勉強時間】3週間〜6週間:個別問題集を解く
3週目〜6週目は、個別問題集で勉強をしましょう。
個別問題集は予想問題集を解くための基礎力を身につけるのにおすすめです。
個別問題集はかなりボリュームがありますが、最低でも2周以上は練習できるようにすると良いです。
また、1〜2回解いただけだと忘れてしまうため、毎日前日の復習から始めると良いでしょう。
ここまでが独学で簿記3級の学習をする方の内容です。
下記の内容からは、通信講座を活用する人にも重要な内容です。
【簿記3級の勉強時間】7週目〜試験前日:予想問題集(過去問)を解く
7週目から試験の前日までの期間で予想問題集(過去問)を解きましょう。
※下記から、予想問題集のことを過去問と言います。
過去問は、80点以上点数が取れるようになるまで何度も解き直しましょう。
予想問題で80点以上が取れるようになれば、試験本番でも70点以上の点数が取れる可能性が高くなります。
試験の前日には、予想問題でも80点以上が取れるような状態に持っていけるように逆算して勉強をしていきましょう。
簿記2級以上を目指す方は、過去問で90点は取れるように基礎力を身につけておきたいです。
まとめ
この記事では、簿記3級の勉強時間とタイムスケジュールをご紹介しました。
ここで一度まとめておきたいと思います。
- 1週目:テキストを読む
- 2週目:仕訳アプリの練習
- 3〜6週目:個別問題集を勉強する
- 7週目〜試験まで:予想問題(過去問)を解く
簿記3級の合格率は36%ほどで、ネット上で言われているよりも難しい試験です。
簿記3級に合格するには、約100時間程度勉強する必要があります。
忙しい社会人が、なるべく負担が少なく短期間で簿記3級を取得するために、2ヶ月ほどで合格できるスケジュールで勉強を進めていくと良いです。
通信講座を利用されている方は、基本的にはカリキュラム通りに進めていきましょう。
予想問題(過去問)の勉強方法は、独学でも通信講座でも同じですので、参考にしてください。
今回の記事を参考に勉強スケジュールを組んでいただければ、効率よく簿記3級に合格できる力を身につけることができますよ。
キノ